希 (ページ47)

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Aside

MK「A痛むの？先生呼ぶ？」

ほんとに鈍感なんだからマークは

嬉しかった

この先どうなるかわからない、年を越せるかもわからない私との未来をここまで考えてくれていたのが

口では結婚する？なんてふざけて言ってたけど、

生きられる確率が低い自分の未来を想像するなんてつらいこと、私には出来なかった

A「マークの未来に、あたりまえのように自分がいたから嬉しくて…」

MK「言っただろ

ずっと一緒にいたいって」

A「…うん」

MK「Aは僕といたくないの？」

もうそんなこと思ってない

と首を横に振った

A「ずっと一緒にいたいよ

死ぬまでずっと一緒にいたい…」

MK「…僕もだよ

一緒に歳をとって、僕たちの子どもが大きくなるのを一緒に見るんだよ

ハラボジとハルモニになってもずっと

わかった？」

泣きながら何度も頷いて、マークにぎゅっと抱きついた

私もハラボジとハルモニになってもマークのそばにいたい

だけどそんなこと無理だとわかってるから、
「死ぬまで一緒に」って言ったのに、

私の意図を読み取ったかのようにこうやって言葉にしてくれたマークに感謝の気持ちでいっぱいだった

こんなに素敵な人、世界中どこ探してもいない

私は生きてるうちにマークに何が返せるんだろう

A「マーク、大好きだよ…

これからもずっと、ずっと愛してる…」

何があっても後悔しないように、マークの目を見ながら伝えた

メイクもしてないし顔はきっと涙でぐちゃぐちゃ

MK「僕もAのこと愛してる」

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