希 (ページ34)

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A「あの、、オンニは、大好きな人と大好きなまま、別れた経験ってありますか？」

SU「…あるわよ」

オンニはその人を思い出すように、懐かしんでいるように思えた

A「どうして、別れたんですか？」

SU「私は振られた側よ笑」

A「えっ、、」

オンニとは去年のアンコンで初めて会った

綺麗で優しくて、強さもあって賢くて、理想の大人の女性
だからこのオンニが振られたなんて想像できなかった

SU「わかりやすく言えば、Aちゃんが私の元カレ側、私がマークくん側って感じ

あってるかしら？」

A「は、はい、、」

SU「じゃあ今Aちゃんの心はすごく苦しいのね

彼はね、私より2つ上の人でね、夢のために毎日頑張ってる人だった
私も彼をサポートしたいって思ってたし、できる限りのことはした

でも、彼はそんなもの求めてなかったのよ

ただそばにいて欲しかっただけだって

私がソユンの仕事の関係で韓国にいる時間が少なくなって、それでもサポートはし続けた

ほとんど自己満足だけど笑

それで振られたの

俺はそんなことしてほしくてお前と付き合ってるんじゃないってね
まあお互い忙しくて会えなかったのも原因だけど

時々思い出すし、彼が幸せだったらすごく嬉しい

でも、その隣に自分がいれたらどんなによかったかって、たまに考えちゃう」

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