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ｵﾝﾏ「マークくんたくさん出てるわね」

ｱｯﾊﾟ「そうだな本当にすごい子だよ」

パク先生「かっこいいですねほんとすごいや」

LIVEも中盤を過ぎた

客席からは程遠い特別室

出入口からも近く、関係者でもごく一部の人しか入れないようなところで、マークが配慮してくれたんだとすぐにわかった

本当は見たくなかった

LIVEを見た自分が何を感じてどう行動するのか想像出来なかったら

今以上にマークから離れようとするかもしれない

マークと一緒にいたいと、生きようと強く思うようになるかもしれない

どっちになるのも不安だった

終盤にさしかかるにつれて、ほとんど出ずっぱりのマークが心配で心配で仕方なかった

LIVEの前に控えてとお願いしたお見舞いもどうしても無理な日以外は何時だろうと来てくれた

どんな態度をとっても変わらずに接してくれた

身体は限界なはずなのに、私のせいで悩みも増やしてしまったのに

それでもステージにいるNCTのマークからは、そんなこと微塵も感じられなかった

彼の覚悟や強い思いがどれだけのものなのか

あれだけ逃げていたのに

知りたいと思った

理解したくなった

アンコールも終わり、無事にLIVEが終わった

ｵﾝﾏとｱｯﾊﾟはマークくんかっこいい

あの曲が特によかった NCTはすごい

と感想を言い合って

パク先生は心配そうな目でこっちを見ていた

私はドクッドクッって聞こえてくる心臓の音

この感覚が久しぶりのような気がして、なかなか落ち着かなかった

生きてると実感した

自分で自分を傷つけてから、消えていたこの感覚

でもそれを久しぶりに感じて、自分で驚くのと同時に、その急な変化にはついていけなかった

ｺﾝｺﾝ

突然扉がノックされた

パク先生「誰だろうちょっと見てきます」

ｵﾝﾏ「ありがとうございます先生」

ｱｯﾊﾟ「A 体調はどうだ？つらくないか？」

A「…うんありがとう」

ｱｯﾊﾟ「きっと、色々考えてるんだろ

俺たちはお前がいてくれたらそれだけで幸せだ
これだけは忘れないでくれ」

A「アッパ…」
アッパの大きな手が優しく頭を撫でてくれた

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