希 (ページ24)

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TY「何があったかは聞かないけど、いつも通りのマークでいればAちゃんにきっと伝わるよ

ほら、早く泣き止みな 1秒でも長くそばにいたいだろ？」

MK「うん… コマウォヨヒョン

絶対、活動を疎かにはしない

ドリムのカムバもNCTのLIVEもイリチルのカムバもLIVEも全部、今以上の僕を見せるから

来年のNCTも大丈夫だってヒョンが思えるように」

TY「それは頼もしいな楽しみにしてる早く行っておいで」

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走ったいつもは静かに目立たないように病室に向かうけど、早くAに会いたかった

MK「ハァ、ハァ」

息を整えて病室に入ると、お義母さんがAにご飯を食べさせようとしているところだった

ｵﾝﾏ「少しだけでも食べてみない？」

A「……」

MK「オモニム」

ｵﾝﾏ「マークくん来てくれたのね… ありがとう」

MK「僕がやりたくてやってることですから、気にしないでください

A、食べませんか？」

ｵﾝﾏ「えぇ…昨日から一口も」

MK「そうですか…」

ｵﾝﾏ「A、マークくんが来たわよ」

A「…」

僕を見たAの目は徐々に潤んで、音も立てず涙がおちた

泣き声をあげることもなく、涙を拭うこともなく、ただ僕を見て泣いていた

ｵﾝﾏ「A…」

Aを見るお義母さんは苦しそうで、僕がそうさせてると思うと身を切られるような思いだった

ｵﾝﾏ「…私、しばらく出てるわ Aのことお願いできる？」

MK「はいお気遣いありがとうございます…」

ベッドに腰かけて、Aの涙を指でぬぐった

そしたらさっきよりも多くの涙が流れ落ちた

ぬぐってもぬぐっても溢れてくる

Aは声もあげず、しゃくりあげることもなく、ただただ涙を流し続けた

見るのがつらくなって、Aを抱き締めた

涙はとまることなく僕の肩口を濡らした

MK「A」

呼んでも返事はかえってこない

つらくて、悔しくて、苦しくて、気づくと泣いていた

僕が泣いたらダメなのに…

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