希 (ページ23)

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「マーク、今日は家に帰るんだ」

それでもこのヒョンの言うことには不思議と逆らえない

MK「テヨンイヒョン…どうしてここに」

TY「マネヒョン、僕がマークを送りますドリムの方ですよね？」

ﾏﾈ「あぁ、でもいいのかお前もソロ活で忙しいだろ」

TY「大丈夫ですここに来たのはマークと話したかったからなので」

あぁ久しぶりだなテヨンイヒョンに怒られるのは

ﾏﾈ「そうか… じゃあ頼んだ

マクや、ちゃんと寝るんだぞ」

MK「……」

もう返事をする余裕もなかった

TY「マネヒョンに返事くらいはしろ」

MK「ミアン…」

TY「明日謝りな」

MK「うん…」

TY「ほら帰るぞ」

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MK「なんで、何も言わないの」

テヨンイヒョンの運転する車に乗って続く沈黙

悪いのはスケジュールに穴を開けた自分なのに、怒られて当然のことをしたのに何も言わないヒョンに我慢できなかった

TY「…僕は怒りにきたんじゃないよ着いたら起こすから今は寝な？」

今日は行けないか…

いや、宿舎に着いてから自分で行こう

お義母さんから聞いたAの体調は相変わらず良くない
ご飯も一口も食べないって…

もし、もしこのまま身体が弱くなって病気に耐えられなくなったら…

TY「着いたぞマクヤ起きて」

MK「ん、、ヒョン」

TY「眉間に皺を寄せて寝てたぞ」

MK「うん…… え、ちょっ、なんでここ…」

TY「僕は頼りないリーダーだけど、みんなの幸せを1番に願ってるよ」

フロントガラス越しに見えたのはいつも入ってる病院の裏口だった

MK「でもマネヒョンは帰れって」

TY「マネヒョンは会社に従ったまでだよ
きっとAちゃんと会って欲しいって思ってる」

TY「マーク」

MK「はい…」

TY「マークの努力はみんなわかってるし、Aちゃんのことも気にしてる
みんな2人には幸せになって欲しいんだよ

だから1人で背負うとするな

昨日みたいにたまにはわがまま言っていいんだよ

まあ会社にはばれないようにね笑

それとちゃんと寝なさい」

MK「ヒョン… チンチャコマウォ」

子どもみたいに泣いた

正直Aにどう接すればいいかわからなかった

好きなのに好きな気持ちは全く変わらないのに

そんな自分が情けなくて涙が止まらなかった

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