希 (ページ19)

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しばらくして、疲労がたまっていたのか、気を失ったように寝始めたA

頭を支えながらベッドに寝かして、僕の服をぎゅっと握った手に気づいた

別れよ、なんて言って服掴んでんじゃねえよ

絶対離さない

離れたくないんだよ

服を掴んだ手をほどいて僕の指に絡めさせた
一生ほどけなようにできるおまじないがあればいいのにね

MK「パク先生さっき、A寝ました」

PK「そうかありがとう君も休むか？」

MK「いや、もう少しここにいさせてください」

PK「…わかった無理だけはしないようにね
今からそっちに投薬に行くから」

MK「はい、お願いします」

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PK「お待たせありがとうマークくん」

薬を持って入ってきたパク先生

MK「いえ…」

PK「君の顔を見て少しは落ち着けたのかなAちゃんも」

MK「…いや、逆に刺激してしまったかもしれません泣き疲れて寝たみたいで」

PK「…そうか」

PK「どうする？今日は泊まるか？」

MK「アボニムたちは？」

PK「2人とも疲労が溜まっててね特にオモニが」

自分の子どもが苦しんでるのを見るのは心が抉られるようなものだ

お義母さんもお義父さんも仕事の合間にAに会いにくるって言ってた

MK「そうですか、、じゃあ僕が泊まります」

PK「わかったご両親も安心して休めるよ

あとでキムさんにご飯お願いしとくから、ちゃんと食べるんだよ」

MK「すみません、ありがとうございます」

MK「あの、、」

PK「ん？どうした？」

MK「手首の傷って、大きいですか…？」

PK「…大きいというよりかは少し深くてねそれが3個出血は止まってるけどね、多分傷は残ると思う」

MK「そうですか…」

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