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2023 5月
A「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…」
病室に入ると、目の焦点が合ってないAがいた
イリチルのリパケ活動、ドリムのツアーも終わり、ソロ曲の配信もされてドリムのカムバ準備に励んでいた時
お義母さんから連絡がきた
Aが手首を切った
傷口は深くないから大丈夫だと
でももし時間が大丈夫なら来てあげて欲しいと
わけがわからなかった
なんで、なんでそんなことしたの？
自分の体を傷つけるなんて
レコーディングの予定だったのを無理言って別日に変えてもらった
もちろんこんなこと許されるわけが無い
チーフのマネージャーもきてちょっとした騒ぎになったけど、変えてくれなきゃ会社を辞めるって脅すような真似までして
病院に早く向かいたくてとにかく必死だった
ﾏﾈ「マクヤ、、間違っても自分を責めるんじゃないぞ 誰も悪くない 悪いのは病気なんだから」
病院までの車内で、信号待ちの時に掛けてくれたマネヒョンの言葉に返す余裕も無かった
僕がもっと会いに行ってあげられてたら、、、
MK「マネヒョンごめん 明日ちゃんとレコーディングするから」
病院に着いて、マネヒョンの返事も待たずに車を飛び出して走った
1秒でも早くAの顔が見たくて
病室の前にお義父さんが立っていた
「悪いねわざわざ 仕事だっただろ？」
MK「いえ、、それよりAは？」
「…命に別状はない でも覚悟はしてくれ
マークくんが特別室の料金を払ってくれていたことがバレてしまってね、もうとっくに限界がきてたところに、その事実が追い討ちをかけてしまったみたいで…
すまない 黙ってる約束だったのに」
MK「……」
何も言えなかった
僕が余計なことをしたから？
僕の都合でこんなことをしたのがいけなかったのかな…
お義父さんが開けたドアから病室に入ると、床に散らばったAのものが見えた
パク先生が心配そうな顔で立っていて、
お義母さんは落ち着くようにとAの背中をゆっくりゆっくり撫でていた
A「ごめんなさい… 私なんか…早く死んじゃえばいいのに…」
MK「、、、ッ」
病室にはお義母さんの嗚咽とAの謝罪だけが聞こえた
何も言えなくて、どうすればいいのかもわからなかった
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作者名：はるか | 作成日時：2023年12月12日 9時
