2 ページ2
・
あれから、窓の外が明るくなるまで仕事のことや病院のこと、体調のこと、話が出来なかった間のことをずっと喋ってた
MK「明るくなってきちゃった」
A「もう仕事？」
MK「うん、あと10分くらい」
A「そっか…」
MK「だから早く寝な 夜通し話しちゃったこと、先生には僕から謝っておくから笑」
A「やだ 寝ないよ」
MK「疲れただろ？ もう寝よ？」
A「寝られないもん」
MK「どうして？」
A「ここが痛いから」
胸に手を当てたAを見て、焦りと不安が押し寄せて、急いでナースコールを押そうとした
MK「、、、先生、呼ばなきゃ！」
A「違うよ笑」
ナースコールを握る僕の手を優しく握って、彼女の胸元に寄せた
ドク、ドクって鼓動を感じた
ちゃんと生きてる Aはここにいる
A「マークといると、ここがドキドキして、キューってなるから痛いの」
昔から変わらない素直なところ
どうしようもなく愛おしくて、彼女に覆い被さるようにして優しく抱きしめた
MK「love you baby.
I want to spend the rest of my life with you.」
A「ふふっ英語だー笑」
こんなことを彼女に言うのは酷だろうか
でも僕の願いは昔からずっと変わらない
A「All I want in my life is you next to me.
私はマークの隣にいられればそれで十分だよ」
僕の耳元でそう言う彼女を守りたい一心で強く抱きしめた
A「マーク寝れなかったね ごめんね」
病院を出る前の一言
僕は彼女の負担になってるんじゃないか
毎日考えてしまう
MK「僕はAの顔を見てると元気になるんだよ」
A「私も同じだよ だから、マークが寝なさいって言っても寝ないよ」
彼女はいつも一枚上手だ
MK「わかったよ 帰ったら寝るんだよ？」
起こしていたベッドを元の位置に戻して、手を握りながらおでこにキスをした
A「お仕事頑張ってね」
MK「また会いに来るね」
A「うん いってらっしゃい」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 523人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はるか | 作成日時：2023年12月12日 9時
