第35話 ページ37
1回目の合同合宿が終わった数日後
部活が休みだったので私はとある場所に向かっていた
コンビニの袋片手に外に出たはいいけどとても暑い
最高気温更新とか言っていたけど、いつも言ってんじゃん
夏の暑さに項垂れながら私であったが目的地である市民体育館にやってきた
中をのぞいてみると大人の皆さんがバレーをやっていた
でもただ一人大人じゃないやつが混じっていた
貴「お、いたいた」
同じ学年で同じ部活に所属しているにもかかわらず会うのはとても久しぶりだ
ちょうど休憩に入ったらしく彼の元に駆け寄った
貴「久しぶり京谷、元気してた?」
私を一回見て顔を逸らした
ついでに無視された
貴「これ、差し入れ」
コンビニで買ったスポドリ、おまけ程度に買ったハミチキを渡した
貴「あ、そうそう。この紙もどうぞー」
ここに来たのはこの紙を渡すためだ
紙には数日後の合宿について書いてある
来るか来ないかは置いといて京谷には伝えるべきだと判断した
貴「来るか来ないかは君の判断に任せるよ。でも、来た方がいいと思うよ?今回は、強豪さんがウジャウジャ来るから君のためにもなるんじゃないかな」
京「…うるせぇよ」
貴「それはすいませんでした。じゃあ私は邪魔だからもう行くよ」
そう言って体育館を出た
さて、アイスでも買って帰ろうかな
貴「ん?どうした京谷」
いつのまにか荷物を持った京谷に背後を取られていた
どうやら、今日はもう終わりらしい
体育館にいた人に「京谷くんの彼女?」と聞かれたが丁重に否定させてもらった
私と京谷がカップルとはまずありえないから
と言いつつも一緒に帰っている
まぁ、道一緒だし仕方ないけど
貴「…京谷は部活戻る気はない?」
京「ねぇよ、先輩たちがいるんならな」
貴「…そっかー、ならしょうがないか。だが京谷くん。私はいつでも君が帰って来るのを待ってるからな」
親指を立てて言ったが若干引かれた
傷つくわぁ、そういう反応が一番傷つくわぁ
京「嘘吐いてんじゃねぇぞ、無表情女」
貴「ひどいなぁ、でもさっき言ったのは本当だよ。君には戻って来てほしいと思ってる」
そう言ったら京谷は舌打ちをして角を左に曲がった
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もちな - マッキーおちですか!?マッキーかっこいいです。頑張ってください (2017年10月9日 7時) (レス) id: 4eb261d98d (このIDを非表示/違反報告)
大福 - 和みます♪(*´ω`*)これからも頑張ってください!! (2017年3月27日 11時) (レス) id: bd9ad16b8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おふとん | 作成日時:2017年3月22日 0時