検索窓
今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:78,318 hit

第23話 ページ24

貴「うわ、もうこんな時間か」


マッキー先輩と空き教室に入って20分近くたっていたようだ

そろそろ戻らないとな


貴「花巻先輩そろそろ部屋に戻ります」


花「お前何事もなかったかのように物事を進めるなよ」


貴「え?何かありましたっけ?」


花「…」


貴「冗談ですから無言で迫ってくるのやめてください。」


花「忘れられないようなキスをしてやろうかと思って」


貴「さっきしましたよね?深いやつ」


初めてのDキスの相手は花巻先輩とか多分一生忘れないと思う


花「深いやつをお望みか?」


貴「違います。ていうか、もうキスしませんよ」


花「そりゃあ残念だな」


この人慣れてるな…

いったい何人の女子を泣かせてきたのだろう


貴「いつか女の人に刺されますよ」


花「それだったら及川も刺されるだろ」


貴「あの人は多分10人以上の人に刺されますよ」


及川先輩って男女関係なく恨み買って刺されそうなイメージがあるんだよな


貴「とりあえず私は帰りまーす」


教室のドアをスライドさせて廊下に出た


花「あ、ちょい待ち」


貴「なんです…か…」


またキスされた

このキス魔なの?誰これ構わずキスするの?

バカなの?頭おかしいの?


貴「…花巻先輩はタラシですか?」


花「それ、お前だけには言われたくねぇよ」


貴「私は誰にも媚は売ってませんよ」


花「知ってるだからタチ悪いんだよ」


貴「言ってる意味がわからないんですけど」


花「少しは察しろよ本当に鈍いな」


貴「鈍くないです。50m走では平均より速かったし」


花「そういうことじゃねぇよ」


貴「知ってます。恋愛感情とかのことですよね。友達にも鈍いって言われました」


花「お前本当は気づいてるんじゃねぇの?バレー部の奴らがお前に向ける好意に」


貴「…そうですね、薄々感じていました。でも、気づかないふりをしてました。」


花「人に好かれたり好意を向けられるのが嫌なのか?」


貴「嫌ではないと思います。でも嬉しくもない…いや、わからないです。」


花「じゃあ俺がお前のことを好きって言ったらどうなる?」


貴「驚きます。」


花「それだけかよ…」


貴「仮定の話ですよね?」


花「あのなぁ…俺が好きでもない奴の唇を奪うと思うか?」


貴「はい、思います」


花「…今日はもういいや…」


花巻先輩は諦めたような顔をして私に背を向けて青葉城西メンバーが宿泊する教室に向かった

第24話→←第22話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
147人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 青葉城西 , 逆ハー?   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

もちな - マッキーおちですか!?マッキーかっこいいです。頑張ってください (2017年10月9日 7時) (レス) id: 4eb261d98d (このIDを非表示/違反報告)
大福 - 和みます♪(*´ω`*)これからも頑張ってください!! (2017年3月27日 11時) (レス) id: bd9ad16b8f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おふとん | 作成日時:2017年3月22日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。