第21話 ページ22
2日目最後の練習試合
青葉城西が勝った
及「さぁ!Aちゃん!約束通り心のこもったお疲れ様を言ってもらうよ!」
貴「ここでですか?」
及「いいからいいから」
貴「…及川先輩、お疲れ様です。試合中の及川さんはかっこよかったですよ」
及「…」
及川先輩は口を開けてポカーンとしてる
おい、言わせといてなんだそのリアクションは
及「かっこよかったって本音?」
貴「…そうですね。まぁ、かっこよかったですよ?」
及「…Aちゃんが…Aちゃんが、俺をかっこいいって言ってくれた…しかも普通の笑みで…」
貴「なんで泣いてんですか?」
及「初めて俺にデレてくれから…」
貴「だからって泣きますか?」
及「若干引いた目で見るのやめて」
貴「…まぁ、いいや。及川先輩はこれから自主練ですか?」
及「うん、サーブのね」
貴「私は食堂いきますね。お腹減ったので」
及川先輩を軽くあしらって食堂に向かった
食堂には結構人がいた
そりゃあこの時間だしね
清「あ、氷鉋ちゃん。よかったら一緒にご飯食べない?」
貴「え、いいんですか?」
清「もちろん」
貴「じゃあお言葉に甘えて…」
清水さんあれだな
控えめに言って女神だな
谷地ちゃんも天使だし
烏野が羨ましいな
清「氷鉋ちゃん色々大変そうだよね。青葉城西の人たち結構曲者とぞろいみたいだし」
貴「そうですね。及川先輩とか及川先輩とか及川先輩とかが大変ですね」
清「…相談とかいつでものるからね?」
貴「ありがとうございます。そういえば谷地ちゃんは?」
清「影山と日向の自主練に付き合ってるみたい」
貴「そうなのかぁ、私夕食後の片付けの当番だからなぁ」
さっさとご飯を食べて清水さんと一旦別れて皿洗いに取り掛かった
ひと段落して厨房から顔を出すと青葉城西メンバー勢揃い
貴「あれ、みんな自主練終わったんですね」
及「うん!今日、Aちゃんのおかげで調子良かったし!」
貴「私何かしましたっけ?」
及「さっき!『及川さんかっこよかったです』って笑顔で言ってくれたじゃん!」
花「マジで?」
貴「言ったような言ってないような…」
及「及川さんの耳には今もリピートされてるよ!」
貴「気持ち悪いです」
そういうと私は厨房に戻って皿洗いを再開させた
完全に皿洗いが完了したのは結構時間が経った頃だった
?「やっと終わったか?」
貴「こんな時間まで待つとか暇ですか?花巻先輩」
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もちな - マッキーおちですか!?マッキーかっこいいです。頑張ってください (2017年10月9日 7時) (レス) id: 4eb261d98d (このIDを非表示/違反報告)
大福 - 和みます♪(*´ω`*)これからも頑張ってください!! (2017年3月27日 11時) (レス) id: bd9ad16b8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おふとん | 作成日時:2017年3月22日 0時