【HQ】甘党マネージャーはまだ恋をしらない

第１１話 ページ12

ある朝の教室

あるものは悲しみに打ちひしがれ

また、あるものは余裕の顔を見せている

そう、今日は期末テスト返却日

私の隣の席の矢巾は机の上に顔を置いて唸っている

テストの結果が目に見えているのだろう

ちなみに今回のテストで赤点をとったら合宿に参加できないのでバレー部の皆さんは必死こいて勉強してました。


貴「矢巾、いつまでそうしてるつもりだよ。いくら唸ったってテストの結果は変わらないよ」


矢「分かってるけど…あぁ、もう少し勉強してればよかった…」


貴「今更言ったってしょうがないよ。流石に赤点はないだろ？」


矢「多分…」


貴「大丈夫、信じて待とう」


授業が始まってテストが返された

とりあえず私は赤点はなかった

矢巾も赤点はなかったらしいけど前回よりも悪かったらしい

昼休みにバレー部で集まって赤点はないか確認するらしい

貴「矢巾、部室行こう」


矢「分かった…」


貴「赤点取ってないから大丈夫だよ。」


矢「お前全部平均以上じゃん。慰めにならない」


貴「それ酷くない？せっかく慰めてあげてるのに」


矢「だったら表情変えろ」


貴「ヤダ」


部室に着くとすでに先輩、後輩その他諸々揃っていた


岩「全員揃ったな？赤点取ったやつは正直に手を上げろ」


挙手する人は０

どうやら全員赤点は防げたらしい


花「ま、赤点はないだろ流石に」


及「そうそう、赤点はないない」


岩「ギリギリな点数取ってたのによくそんなこと言えるな」


及「岩ちゃんバラさないで！！」


貴「マジですか。及川いろんな意味ですごいですね。」


及「やめてAちゃん。真顔でそんなこと言わないで」


貴「合宿って夏休み始まってすぐですよね？」


岩「あぁ、朝早いから遅れるなよ。特に及川」


及「何で俺⁉Aちゃんがモーニングコールしてくれるなら絶対起きるよ」


貴「すいません、嫌です」


及「だから真顔で言わないで！及川さんのハートもうズタボロだよ⁉」


貴「じゃあ完全にハートブレイクしてください」


及「今日何でそんな冷たいの？及川さんなにかした？」


貴「及川先輩…私が及川先輩に冷たいのはいつものことじゃないですか」


及川先輩は１０００のダメージを受けた


貴「とりあえず昼ごはん食べません？昼休み終わります」


みんなで昼ごはんを食べることになった

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