12 ページ13
「それじゃぁな、Aちゃん」
結局ホークスさんに家まで送られた。
「…ありがとうございます…」
礼を告げると乱暴に頭を撫でてホークスさんは帰っていった。
「…変なの…」
子供好きなのかな。
そんな疑問が頭に浮かんだがそこまで気にすることはないと思い家の中に入った。
おじさんもおばさんも良い人だけどどこか他人行儀で距離を感じてしまう。
それがなんとなく寂しいと感じた。
自分の中身は大人だと思ってたけど感情まで若返っているのだろうか。
なんか笑ってしまう。
数日経っても距離は縮まらず精神的にも少し疲れてきた。
いつかの公園のベンチに座りながら下を向いた。
彼氏くんに会いたいなぁ…
元気にしてるのかな、結婚してんのかな？
お嫁さん見てみたいなぁ、絶対可愛い子だもん。
自然と涙が出てくる。やっぱり自分は弱いなぁと感じてしまう。
ため息を出しながら前を向き直すと何故か目の前にホークスさんがいた。
「うおっ⁉ホークスさんっ⁉」
なんでいるの、そんなことを思いながら涙を拭おうとしたが腕を掴まれた。
ホークスさんは何故か涙を拭ってくれた。
「…あの、何ですか…」
「いや、泣いてるから」
「意味わかんないですよ…」
ため息をつくとまた頭を撫でられた。
今度は腫れ物でも扱うように優しく撫でられた。
「子供なのに無理しすぎなんだよ」
「…子供じゃないです」
「俺からしたら子供だよ」
本当なんだけどなぁ
そんなことは言うわけないけど。
言ったって信じてもらえないし。
そのかわり私は少し気になったことを聞いてみた。
「…何でホークスさんは私に構うんですか」
「んー？なんかほっとけない顔してるから」
「…やっぱり意味わかりませんよ」
ホークスさんは隣に座り「話なら聞くよ」と言ってきた。
少しだけ話してみようかな、この人は信用できると勘だけど思い少し話すことにした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 602人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真昼 - どうかぁぁぁーーー続きをお願いしますうううう (2022年3月26日 19時) (
レス) @page33 id: 5584a58fc0 (このIDを非表示/違反報告)
こかさいだー(プロフ) - どうか･･･どうか続きをお恵みくだせぇ･･･お願いします･･･(血眼) (2022年3月8日 23時) (レス) @page33 id: 547b12db08 (このIDを非表示/違反報告)
らんらん - つ、つつつつ続きをぉ！！続きを！！！ｳｫｴｺﾞﾌ（吐血） (2020年11月1日 14時) (レス) id: aaeb74fcb4 (このIDを非表示/違反報告)
Ecalrate - 続きを恵んでください(血涙) (2019年8月21日 21時) (レス) id: 60257d4b7d (このIDを非表示/違反報告)
ららら - めっちゃ面白かったです！続きが楽しみです！ (2019年5月18日 18時) (レス) id: b532282b88 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おふとん | 作成日時：2018年9月20日 23時
