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真新しい制服に身を包み地面に落ちた桜を踏みつけながら新しい通学路を歩く。
腰まで伸びた藍色の髪を風になびかせながら目の前の校舎を見上げた。
私立名部中学校。
推しが通ってるということを覚えていたのでどうしても入学したかった。
推しを拝んでおきたいという欲丸出しな入学理由だけどいいだろ、別に。
この前終わった入学式で推しの名前が呼ばれた時叫びそうな思いを抑えるのは大変だった。
幸運なことに同じクラス。
神様ありがとう。
期待に胸をふくまらせながら自分の教室に足を踏み入れる。
クラスの視線がこちらに集中するも私の目線はただ一つを向いていた。
紫色の立った髪に目の下の隈。
前世での推しだった心操人使くん。
目が一瞬合って笑ってみると直ぐに顔を逸らされた。
心操くんだー！！
心の中で絶叫しながら自分の席に着き隣の席の人に「よろしく」と声をかけた。
冷静だ冷静になれ。
バッグバクになった心臓とは裏腹に顔には出さないように隣の席の女の子と話をする。
小学校どこ？とか個性なに？とか恐らく普通の雑談をして教師がやってきてホームルームが始まった。
心操くんの席は一番前、それに対して私の席は隣の列の最後尾。
頬杖つきながら彼を眺めるのが日課になりそうだなと思い彼の背中を眺めた。
「個性【洗脳】なんだろ？」
ホームルームが終わると心操くんの周りに人が集まっていた、漫画でもあったシーンだな。
あくびを一つしながらそれを聞いていた。
ヴィラン向きの個性ね…
自分のもそうなのだろう、殺傷能力が高い武器ほど早く作れる個性。
敵を殺すことのできないヒーローからしたら歯痒い個性だな。
机の中に入れていた手にハンドガンを握らせる。
「…くっだらね」
クラスメイトの会話も自分の個性もそれがどうでも良くなって気付けば口から出ていた。
それを聞いていたのか心操くんの前にいたクラスメイトが自分の机の前に立っていた。
「何がくだらないんだよ」
「個性がヴィラン向きとかで人を見下す人間が」
笑顔で言ってやったら胸ぐら掴まれた。
怖い怖い、物騒だな。
「なに？怒るってことは自覚あったんだ、人見下してるって、ヒーローに向いてないのは君の方じゃない？」
臆することなくニッコリ口角を上げて言った、「ふざけんな」と殴られそうになったが止まった。
何故かって？そんなの簡単だ、銃を突きつけているのだから
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真昼 - どうかぁぁぁーーー続きをお願いしますうううう (2022年3月26日 19時) (
レス) @page33 id: 5584a58fc0 (このIDを非表示/違反報告)
こかさいだー(プロフ) - どうか･･･どうか続きをお恵みくだせぇ･･･お願いします･･･(血眼) (2022年3月8日 23時) (レス) @page33 id: 547b12db08 (このIDを非表示/違反報告)
らんらん - つ、つつつつ続きをぉ！！続きを！！！ｳｫｴｺﾞﾌ（吐血） (2020年11月1日 14時) (レス) id: aaeb74fcb4 (このIDを非表示/違反報告)
Ecalrate - 続きを恵んでください(血涙) (2019年8月21日 21時) (レス) id: 60257d4b7d (このIDを非表示/違反報告)
ららら - めっちゃ面白かったです！続きが楽しみです！ (2019年5月18日 18時) (レス) id: b532282b88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふとん | 作成日時：2018年9月20日 23時
