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暇を潰している中、兄が親友の声を取り戻していた。少しずつだけど。
自分もちょくちょく会うがいつの間に、凄いなと感心した。そしてゼロ呼びもしていた。てぇてぇ。
「今日ゼロ、クラスの係、だからちょっと遅くなるって。だから俺と遊んでよっか」
この間喋れなかったのに進歩がすごいなと子供の成長を感じた。
というより。この男、めちゃくちゃ面倒見が良い。本人は妹が欲しかったらしいがそれにしてもだなと思った。たまに兄そっちのけでこっちに遊びに来るじゃん。兄と遊んだげてよ。
「何して遊ぶ？」
「…ミツ君が好きなのでいいよ」
あ、そうそう。呼び方だが、私は親しみを込めて彼のことをミツ君と呼ばせて頂いている。兄がヒロと呼ぶならミツを頂こうと考えた。安直である。
「じゃあブランコ押してあげる」と言って背後に回った。後ろを向くとニコッと笑って優しく背中を押してブランコを揺らした。
「あ、兄さんが来たらやりたいことがあるから。付き合ってほしい」
「ん？いいよ、なに？」
兄が来るまで内緒だと答えれば気になると言われた。内緒は内緒。なぜなら、君が死なないように秘策を考えた。多分常人には無理だが、お前ならいけるだろ。
しばらくして兄が到着。待ってましたとばかりに咳払いをしてニコリと笑った。
「足音見分けられるようになったらカッコいいよね」
諸伏景光ことスコッチは降谷零ことバーボンの足音を敵のものと勘違いして己を撃ち抜いてしまった。
足音が誰のものか分かれば撃たなくても良かったのではと考えた。
せめて、降谷零の足音だけでも聞き分けられるようになってほしいのだ。
だから上記のような発言をした。
彼らが乗り気なら話は早いが反応は意外と良かった。特に諸伏景光。
意外と熱心にやるものだから数ヶ月ちょっとで私と降谷零の足音を完璧に見分けられるようになっていた。
「カッコいい？」と聞いてきたので「うん、カッコいいよ」と返すと満面の笑みが返ってきた。
ほんのり赤い耳はこの際見なかったことにしよう。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月19日 22時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 夢主と5歳差なら中二のとき兄は19歳のはずです。大学卒業後に警察学校に入校しているので、計算が合いません。訂正してください。 (2023年4月21日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
彩蘭(プロフ) - すごく面白いです!話の筋がスムーズでステキだなぁといつも思ってます!作者さんのペースで、更新頑張ってください! (2021年12月14日 21時) (レス) @page17 id: 56568c64b5 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - ただ気になってしまったのでご指摘させていただきました。夜分遅くに長文失礼しました。 (2019年9月14日 3時) (レス) id: 79920a9bfd (このIDを非表示/違反報告)
ああ - とても面白い作品で応援しているのですが、幼少の夢主ちゃんがいささか流暢すぎでは？と違和感を持ってしまいました。それにつかまり立ちの赤ちゃんはまだ喋れないと思います。これはただの個人の意見ですのでどう取るかは作者さん次第だと思っています。 (2019年9月14日 3時) (レス) id: 79920a9bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふとん | 作成日時：2019年5月17日 0時
