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中学3に上がって少し経った頃、降谷零と諸伏景光が警察学校に行きたいと二人揃って言っていた。
あぁ、もうそんな時期か。と思って彼らに一言「頑張って」と伝えた。
私に彼らの進路を拒む資格はないし、止める権利もない。
警察学校組で仲良くやんなさいよと親戚のおばちゃんが言ってそうな台詞しか出てこない。
彼らの青春時代を私が壊すわけにはいかないし、時期が来るまで私は出しゃばらないようにしよう。
・
学校で出された課題をしているとノックをしてから降谷零が部屋の中へと入ってきた。
どうしたと聞いてみると「しばらく会えなくなるからスキンシップをしに来た」と露骨な告白をされた。
少しは下心隠せよと思ったが「まぁ、いつものことだし」と両手を広げてみせた。
待ってましたと言わんばかりに降谷零は背中に手を回して抱きしめてくる。
ぎゅーっと効果音がつきそうなぐらい抱きしめあって数分、満足気に離れる兄はおでことおでこをくっつけて「ありがとう」と言って部屋から出る。
行き過ぎたスキンシップだということは理解してますが、仕方がない。彼はこれでストレス発散しているようだ。
たまに人肌恋しくなる時あるから気持ちは分かるが、妹にすんなよ。そろそろ本気で妹離れをした方がいいと思い露骨に避けたら三日で無理だった。
私じゃない、降谷零の方が無理だったのだ。
その日は、家に居る間は離れようとせず腰に抱きついてきて諸伏景光にも苦笑いされたぐらいだ。
だから放置すると面倒くさくなるから出来るだけ構うようにしている。
自分の中で【ナカノイイキョーダイダカラ】ということで処理してる。行き過ぎたことをしても【ナカノイイキョーダイダカラ】で解決すると意外と楽。
「いや、流石に無理があるだろ」と言われても、うちは特別仲が良いから仕方ねぇだろ。
お前、うちの降谷零の機嫌損ねっとあれだかんな。3日は面倒くせぇかんな。しかもそれが嫉妬だとコテンパンにやられっからな？
兄妹に関すること言う時は言葉に気を付けろ？覚悟して言えよ？ボッコボコの顔になりたくなかったらな。
だてにイケメンゴリラ呼ばれてないから、学生時代から健在だから。
まぁ、そんな感じの降谷零が寮に行くといって心配な私の気持ちを察した諸伏景光が「俺も心配」と苦笑いで言っていた。
とりあえず見守ろうと言ってその場は解散したがやはり不安は募るばかりである。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月19日 22時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 夢主と5歳差なら中二のとき兄は19歳のはずです。大学卒業後に警察学校に入校しているので、計算が合いません。訂正してください。 (2023年4月21日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
彩蘭(プロフ) - すごく面白いです!話の筋がスムーズでステキだなぁといつも思ってます!作者さんのペースで、更新頑張ってください! (2021年12月14日 21時) (レス) @page17 id: 56568c64b5 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - ただ気になってしまったのでご指摘させていただきました。夜分遅くに長文失礼しました。 (2019年9月14日 3時) (レス) id: 79920a9bfd (このIDを非表示/違反報告)
ああ - とても面白い作品で応援しているのですが、幼少の夢主ちゃんがいささか流暢すぎでは？と違和感を持ってしまいました。それにつかまり立ちの赤ちゃんはまだ喋れないと思います。これはただの個人の意見ですのでどう取るかは作者さん次第だと思っています。 (2019年9月14日 3時) (レス) id: 79920a9bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふとん | 作成日時：2019年5月17日 0時
