第１３話 ページ14
ちょうど朝日が昇る頃
俺は白ひげさんの部屋に入っていた
部屋の中には白ひげさんと俺
「こんな早朝に一体何の用ですか？仲間になるならないの件だったら諦めた方が」
「おめぇ、この世界の人間じゃねぇな」
「っ⁉」
白ひげさんの発言に耳を疑った
何でこの人が知っている？
「別の世界のやつはここの世界の奴とは雰囲気が違う、ちょうどおめぇみたいにな」
「…いつから分かってたんですか？」
「最初見たときからだな」
マジか…この人、俺が異世界の奴だって分かってて仲間に誘ったのかよ
「あんた、それ分かってて仲間に誘うとか相当変わってんな」
呆れた顔でそう言うと大口を開けて大笑いした白ひげさん
「でも、俺は仲間にはなりませんよ。俺結構気まぐれだからノリで海軍に入るかもですよ」
「そりゃあ、手に負えねぇな。だがな、おらぁお前を息子にするぞ」
「そこまで俺にこだわる理由がわからないのですが」
「理由なんかねぇ、ただ気に入ったから手に入れるだけだ」
海賊らしい理由に少し笑った
この人はあれだな、育ての親のクソジジイとなんとなく似ている
「…俺は、言ってしまえば性格はクズだ。臆病で女々しいクソ野郎。この船のために戦わないし碌にアンタに顔を見せないような奴でも息子にしたいですか？」
「そんなのはただの不良息子だ」
「わかりました。白ひげの名を背負って戦わず、この船にも碌に顔も出さない《不良息子》になります」
グラララと大笑いする白ひげさん
「俺は、この船を出て自由に旅をする。それを許してくれますか？《オヤジ》」
少し照れくさいがそう言ってやると、「好きにやんな」と言われた
「それとなぁ、A。おめぇの能力は政府が喉から手が出るほど欲しい能力だ…気をつけろ」
「助言ありがとうございます」
そう言って部屋を後にして、船を降りた
まだ早朝だからだろう、濃い霧が街を包んでいる
うっすら先が見えるか見えないかくらいだな
少し時間がかかったが自分の船にたどり着いた
船を出す準備をしていると二つの影が見えた
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アラバ - 面白いです！更新お願いします！俺応援してます！頑張ってくださいね！ (2018年12月13日 20時) (
レス) id: 14539d2f3b (このIDを非表示/違反報告)
おふとん(プロフ) - vileさん» すいません！語彙力がないので、本当に申し訳ありません！直しておきます！ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 68b1078fe8 (このIDを非表示/違反報告)
vile - ５話に、 鞘から刀を出して大砲を真っ二つにした と書いてありますが、大砲ではなく、砲弾の方がしっくりくるのでは？ (2018年4月4日 7時) (携帯から) (レス) id: 66be3b6d69 (このIDを非表示/違反報告)
光 - とても面白いです！更新頑張ってください!!!!!! (2018年3月6日 7時) (レス) id: 5550b9670b (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - とても面白いです、更新頑張ってください (2018年2月28日 9時) (レス) id: d9d3338933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふとん | 作成日時：2018年1月13日 20時
