笑顔の秘密 ページ19
96猫side
優しく
でもどこか哀しそうに笑う店長
ねぇ、なんで･･･
店｢ごめん、じゃあ僕行くね･･･｣
96｢待ってよ！｣
私は背を向け出ていこうとする店長に
抱き着いて止めた
96｢ねぇ、何でいくの？｣
店｢だから･･･皆には笑顔でいて欲しいから｣
違う。
96｢店長は？それで最後まで笑顔でいられる？
私は店長がそんな泣きそうな作り笑いしてたら
笑えないよ･･･｣
店｢･･･ッ｣
96｢店長が苦しいなら、少しくらい分けてよ
私、店長の支えになりたい･･･
だって、店長がッ･･･好きだから｣
店｢･･･｣
96｢私、店長が好きッ、好きなの！！
だからもう置いていかないでよ･･･｣
私は何年も閉じ込めていた想いを
泣きじゃくりながら伝えた
やだよ･･･いかないでよ。
店長は私の方に向き直して優しく抱き締めて
私の肩に顔を埋めた
あの時と同じ様に優しく私を包み込む
少しづつ私の肩が濡れていくのを感じる
店｢･･･ッ怖いよ、死にたくない
僕も96ちゃんが好き
ずっと一緒にいたい･･･ッ｣
96｢うん。これからはずっと一緒だから･･･
もう、無理しなくていいから｣
ようやく伝わった
例え一年かも知れない
辛くて苦しいかも知れない
だけど大丈夫。
今まで支えてもらった分
私が店長を支えるから
それから店長はシェアハウスに戻ってきて
私の部屋で暮らし始めた
ほかにも部屋はあったけど少しでも
一緒にいたいから
毎日、笑って過ごした
でも時々苦しそうな表情を浮かべる店長
調子が悪い時は
ずっと横になっていても辛そうだ
店長は闘っているんだ
だから私が笑顔でいなくちゃ
店長が少しでも笑っていられるように
店｢ねぇ、96ちゃん｣
96｢ん？なに？店長｣
店｢僕と家族になってくれませんか？｣
96｢･･･ッ｣
そんな生活がしばらく続いたある日
店長にキラキラ輝く指輪を手に言われた
96｢･･･はい。よろしくお願いします｣
涙で視界が歪んだ
２人で笑いあっていると
ふいに部屋のドアが開いた
坂｢おめでとー！！｣
志｢ほらっ！２人とも行くで！！｣
主｢はやくはやくっ！｣
は？
私と店長はシェアハウスの皆に
連れられていった
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よのぎ - 歌の歌詞を見て感動して泣いてしまいました!これからも応援してます頑張ってください (2017年5月6日 23時) (
レス) id: 941d21a837 (このIDを非表示/違反報告)
箱みかん(プロフ) - 鏡花水月。さん» うおおおおお！ありがとうございます！！私の作品で泣いて下さるなんて･･･更新頑張りますっ！ (2016年3月24日 13時) (レス) id: c1429b15fd (このIDを非表示/違反報告)
鏡花水月。 - 涙腺崩壊しました…もう画面ぐっちゃぐちゃですよ！更新楽しみにしてます！！応援してます！！！頑張ってください！！！ (2016年3月24日 11時) (レス) id: cecb6d3d39 (このIDを非表示/違反報告)
箱みかん(プロフ) - 菜月さん» うおおおおお！ありがとうございます！！頑張りますっ！やっぱり96猫さんみたいな友達欲しいですよね！ (2016年3月21日 12時) (レス) id: c1429b15fd (このIDを非表示/違反報告)
菜月 - いつも更新楽しみにしてますヾ(*'∀`*)ﾉ 私も96猫さんみたいなお友達欲しいです！ 更新が待ちきれません(>_<) (2016年3月20日 6時) (レス) id: b10dee535b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：箱みかん | 作成日時：2016年2月10日 17時
