いかないで ページ35
あほの坂田side
主｢ばいばい｣
そう言って彼女は出ていった
僕は呆然としている皆を置いて追いかけた
坂｢待って！｣
僕は腕を掴んで止めた
言わなくちゃ、好きなんだ
いかないで･･･
主｢さかたん、お願いがあるんだけど･･･｣
ゆきはそう言い残して遠ざかっていった
僕は耐えられず玄関でうずくまっていると
うらたさんとセンラくんがきた
２人は黙って僕の肩を抱いた
･･･だめだ。ゆきに託されたんだ
坂｢行かなきゃ･･･｣
う｢おい、さかっ｣
僕はゆきの部屋に入って
教えられたパスワードでパソコンを起動した
坂｢･･･あった｣
ゆきが言った通りにファイルがあり、
僕はそのファイルに入っている動画を投稿した
『fromYtoY歌ってみた【ゆき】
大好きな皆へ･･･
私の歌声がちゃんと届きますように
今までありがとうございました
さようなら』
う｢なにしてんだよ｣
投稿し終わると皆部屋に集まって来ていた
僕は黙って動画を皆に見せた
志｢何なん？｣
坂｢とにかく黙って聞いて！｣
動画から流れ出した僕の大好きな歌声
我慢していたハズの涙がポロポロ零れた
隣を見るとこれまで涙を見せなかった
うらたさんも声を押し殺して泣いている
曲が終わってしばらくの間、誰も喋らない
そんな中
そ｢あいつを迎えに行こう｣
志｢そらるさん本気でいっとんの？
相手はあの雪村財閥やで？！｣
志麻くんがそう言うと
黙って泣いていたうらたさんが
志麻くんの胸ぐらをいきなり掴んでいった
う｢俺達は、俺は、
あいつを引き止められなかった
何も言えなかった
あんなに苦しそうな顔してたのに･･･俺は･･･｣
うらたさんはそのまま泣き崩れた
こんなに取り乱すうらたさんははじめてだ
あの時も涙一粒すら流さ無かったのに
うらたさんは歌詞さんとセンラくんに
連れられて落ち着くように部屋に行った
96｢うらたんの言う通りだよ
行こうよ！ゆきを迎えに｣
ま｢僕はゆきに救われたんだ
だから今度は僕がゆきを助ける番だよね｣
坂｢まだ僕コラボしてないしね！｣
志｢･･･ごめんさっきはイライラしとってん
俺もほんとは迎えに行きたい｣
96｢じゃあうらたんに言わなきゃね！｣
僕達はうらたさんの部屋に行き
作戦会議を始めた
必ずゆきを連れ戻すんだ
ゆきが帰って来たら伝えよう
僕の気持ちを･･･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 137人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くるみ(プロフ) - 設定が痛い……リアリティ欲しいですね。 (2018年8月31日 16時) (
レス) id: bce47f78cd (このIDを非表示/違反報告)
箱みかん(プロフ) - レイさん» ありがとうございます！頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2016年2月22日 20時) (レス) id: c1429b15fd (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 面白かったです！！こらからも応援してます！更新がんばってくださち((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘ (2016年2月22日 19時) (レス) id: c97f6297c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：箱みかん | 作成日時：2016年1月15日 20時
