＊*55*＊ ページ25
【Side.Makoto】
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突然、北澤さんから連絡があったらしい
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翔くんはバッ！って立ち上がって潤くんに連絡してやっと、落ち着いた
翔「アイツが連絡くれたことがね、本当に嬉しい」
「……とりあえず、よかった」
今にでも泣きそうな顔だったAも少しだけ。笑ってる。
翔「まあでも俺のカミナリは鳴るけどね？(笑)」
真琴「そりゃそーよ(笑)二人のおかげで楽しみにしてたドラマが！」
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もう日付を超えて時計の針は1時になろうとしている
ここまで探してくれた潤くんも河井先生も有難い。
でも担任ってこういうことを言うんだな、ってくらいの。お手本みたいだった。翔くんとAは。
真琴「居た場所も居た場所よねぇ」
翔「まあ、そこは。置いとけ(笑)」
真琴「でも本当に良かった」
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河井先生なんてまだ25歳。不安だっただろうに。
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程なくしてバン！と保健室の扉が開かれる
開けたのは潤くんで。それでいて入れ、と二人を促す
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和也・凛菜「…」
寝起き！？って突っ込みたくなるほど寝癖がついてる二宮とそれと裏腹にいつも通りの北澤さん
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-パシン！！！！
この静かな空気に不釣り合いな音が鳴り響く
「…え」
Aも目が点になりながら、その音を出した張本人を見つめる
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凛菜「いった…」
和也「いってぇ…」
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翔「事の重大さを理解しなさい」
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翔くんが、二人を引っ叩いた
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