忘れ物 ページ4
飛行機に乗ること数時間
私たちは、ついに世界にたどり着いた
飛行機からおり、空港内を歩いていると
吉良｢…あﾞっ！｣
先ほどまでヨロヨロと歩いていたヒロトが急に叫んだ
｢…ヒロト？｣
顔色がよりいっそうひどくなっていく
わなわなと震え、仕舞いには立ち止まってしまったヒロト
タツヤ｢どうかしたのか？｣
ヒロト｢………れた｣
｢え？｣
ヒロト｢Aのフィギュア持ってくるの忘れた！｣
･ ･ ･
｢はぁ？｣
フィギュア？私の？
あまりにも予想外な発言に思わず声をもらしてしまう
タツヤ｢確かポスター何枚か鞄に入れてなかったか？｣
吉良｢あれじゃねえ！Aがうちのスポンサーとコラボした時の特別フィギュアでキラスターの服着てるやつだ！｣
ペラペラと語るヒロト
ちょっとまって
｢ヒロト、まさか私のグッズ持ってきたの!?｣
吉良｢当たり前だろ！｣
灰崎｢…マジかよ｣
ヒロトは焦った表情で鞄を持った
吉良｢い、今から日本に！｣
監督｢ダメで〜す｣
タツヤ｢大体、本物のAさんがいるから良いじゃないか｣
タツヤさんが呆れた様子で言う
そうだよね本物よりフィギュアとかマジで許さないよ
吉良｢確かにマジモンのAは居るがキラスターの服を着たAはいねぇ！｣
｢なっ！｣
ヒロトは半泣き状態でタツヤに寄りかかった
タツヤ｢ヒロト、よくAさんの前で言えたな…｣
吉良｢あ？………あっ｣
みるみる内に顔が青ざめていく
冷や汗をかき、ヒロトはタツヤさんの後ろにそっと隠れて
吉良｢ま、まぁ本物のAが一番大切だけどな！それより早く行こうぜ！他の奴らに追いてかれるぞ！｣
ぐいぐいとタツヤさんを押し、わざとらしく笑った
｢あれヒロト。私のフィギュアは良いの？本物の私が居なくなった時用に持ってったら？｣
吉良｢は、はぁ？なに言ってんだA。俺らはいつでも一緒だろ？｣
少し乱暴に私の手を握ったヒロト
いつもは言わないキザな台詞
…分かりやすいねぇ
｢そう？それじゃあポスターは没収ね｣
吉良｢はぁ！？｣
｢私たちは？いつでも？｣
吉良｢…一緒です｣
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猫 - 神！！！ (2022年12月12日 0時) (
レス) @page23 id: c8a05c94b2 (このIDを非表示/違反報告)
そまみゅ - 初コメしつれいします！ヒロトくんの嫉妬が可愛すぎて悶絶してしまいました(笑)文才エグくないですか？うらやましいです！ (2020年5月18日 15時) (レス) id: 8c9b301781 (このIDを非表示/違反報告)
#KRNK(プロフ) - にゃん子さん» コメントありがとうございます！今はもうピンピンです！！私も応援してくださる皆様が大好きです！！！！ (2019年8月22日 17時) (レス) id: e94b8ae4ca (このIDを非表示/違反報告)
にゃん子 - #KRNKさん» 骨折大丈夫ですか！？はいっ！もちろん！この小説大好きなので！！ (2019年8月12日 20時) (レス) id: 6147d6b294 (このIDを非表示/違反報告)
#KRNK(プロフ) - にゃん子さん» 長い間お待たせして申し訳ありませんでした。これからもこの作品をよろしくお願いします。 (2019年8月5日 23時) (レス) id: e94b8ae4ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miruna | 作成日時：2019年4月6日 11時
