サザンカ2 (ページ3)

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解決策ページ3

心一side

見せたくないって...

「草介...いつまでもそんなこと言ってたら、花斗君に悪いだろう？」

LOVEが言い聞かせても、彼は、下を見たまま。

『俺は...喘息のこと、花斗にこれからも、言うつもりはない。』

『あいつには、不安になってほしくないんだ。』

『...なのに、俺のせいで。どうしよう、もう一週間も部屋から出てこないんだ！もし、倒れてたりしたら...』

草介は、頭を抱えて、ボロボロ泣きだした。

「それは...お前のせいじゃないよ。」

俺は草介の背中を、さすった。

彼は、ズッと鼻水をすする。

目は真っ赤に染まっていた。

『喧嘩した次の日に、俺は花斗が好きな鍋料理作って、なんか会話して、謝ろうと思ったんだ。』

「でも...駄目だったんだろ」

LOVEが、言いにくそうに告げる。

『花斗ずっと怖い顔してて何も言わないし...もう、俺どうすればいいのか...』

草介が、声を震わせる。

「草介。そんなに思いつめてもいい考えは、浮かばないよ？ほら、ココアでも飲んで落ち着きな。」

俺は彼に、ホットココアを差し出した。

『ありがとう...心一。』

焦っても、答えは出ない。

とにかく、草介と花斗君の喧嘩は一大事だ。

何か...何かいい方法があればなぁ

と、その時。

「そうかっ！！」

LOVEがいきなり、大きな声を出す。

「うわっ、いきなりどうしたの？」

『...おどかすなよ、ぽっちゃり。』

俺と草介は、冷めた目でLOVEを見る。

「ぽっちゃりは余計だよっ！...ってそうじゃなくて、思いついたんだ、いい方法！」

え、LOVEさん珍しい...けど。

変な解決方法出してきそうで、怖いな