今日:20 hit、昨日:1 hit、合計:1,585 hit
小|中|大
本当 ページ11
花斗side
「う〜...!!あぁ...!!」
ワシャワシャ、頭を掻き毟った。
目の前に立ちはだかるキャンパス。
俺は、描かないと。
でも、何を?
何を描けばいい?
イメージも景色も、思い浮かばない
どうすれば「自分らしい」絵を描ける?
どうすればいい?
怖い、描くのが怖い、俺は絵が大好きなはずなのに
絵を描くのが大好きなのに...
小さい頃から、好きなものを好きなだけ、描きたいものを描いてきたのに。
.........描きたいものを
...あ、れ?
俺の描きたいものって何?
今まで、自分が描いてきた絵を手に取った。
美しいもの、綺麗なもの、誰が見ても万人受けするような絵を描きたい。
そう、思ってきた。
でも。
でも、今は違う。
俺が、本当に描きたいのは。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ロク | 作成日時:2018年11月17日 17時