余命宣告と彼。(短編) ページ8
主side
余命1年と宣告されてから遂にその日が来た。
でもまぁ君が散々この1年楽しませてくれたから現世に思い残すことはないな、と隣すに座る彼に
『ねえさソりさん？』と話しかける。｢ん？どうしたのA｣
とこの日が来る前と全く変わらない声と、笑顔で私に応えてくれる。
『私と付き合って後悔してない？』なんて聞いてみる。
｢当たり前でしょ何言ってんの。俺は誰よりもAが大切で、大好きなんだよ。後悔なんてしてるわけない。｣
あぁそうか、私は彼の、こういう誰よりも先に私を優先して大切に想ってくれる所に惹かれたんだと今更のように気付かされた。
だんだん意識が遠のいていく。
もうこの目でさソりさんを生きてるうちに見れることはないんだと思うと怖い。そんな私を見て手を取りながら彼が｢大丈夫だよ、俺がついてるから。｣
なんて言う彼の手も少し冷たくて、震えていた。｢来世でもまた、絶対に俺と付き合ってね。そんでさ、結婚して子供も欲しいなあ…俺は女の子がいいけどAはどう？｣
なんて言うくせに彼はボロボロ泣いていて。
私を不安にさせないように泣きながらも色んなことを喋ってくれる彼。ーーー嘘、やっぱりまだ生きていたかったかもしれない。 まだ一緒にやれなかったゲーム、行きたかった場所も数え切れない。
『ねえさソりさん……愛してるよ』とどうにか伝える。
｢俺も愛してるよA、すぐそっちに行くからね｣
という声が聞こえた瞬間意識が途切れた。
Fin.
えすめさんリクエストありがとうございました！！
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えび - コメント失礼します！よければしりあさんとデートしてみたをお願いしたいです！リクエスト受け付けていればですが.... (2023年1月27日 15時) (
レス) id: caa83aa5c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきいろ(プロフ) - 突然失礼致します！余命宣告と彼の来世編リクエストできますでしょうか？ご検討お願い致します！ (2022年11月27日 1時) (レス) id: 292790d575 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木 - さそりさんとえっtしたいです！！ (2022年10月23日 16時) (レス) id: 9abc8aad09 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - 恋歌さん» コメントありがとうございます！ 受験が終わったらまた更新していこうと思っているのでリクエストしてください！！ (2022年10月11日 1時) (レス) id: 669834faf4 (このIDを非表示/違反報告)
恋歌 - コメント失礼します！よくこの小説を読んでます！自分の推し様がいて本当にいてよかったです！これからも他の作品などと応援してます！ (2022年10月6日 10時) (レス) @page10 id: 11f7db9115 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬名 | 作成日時：2022年2月21日 21時
