【ツイステ】彼が戻ってきた。 (ページ10)

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・監督生side

エース「あれ…？なんか2人とも距離近くね…？」

「あっはは…。なんでだろーね…」

チラリと横を見ると、Aさんが私の腕にしがみつくようにくっ付いている。

それを見てエースとデュースは怪訝そうな表情で私を見つめていた。
どうやらAさんに甘えられている私が相当羨ましいらしい。

残念だったな！！！！これも私の日頃の行いの良さだぜ！！！

と思ってドヤ顔を心の中でする。

ー

さて、昨日の鏡の話をエースとデュースにするべきか否か。

多分したらあいつらはすごい速さで行動してくれそうだが、今は慎重に行動していきたい。

ここは内緒にしておこう。

私はAさんの首のチェーンからぶら下がる鏡に目を向ける。

鏡は昨日と違って真ん中に一つだけ破片が埋まっていて、今後やるべきことがいやでも目に見えてくるように不自然だった。

そう。昨日私はAさんに思ったことを全て包み隠さず話したのだ。

話し終わったあと、Aさんに感極まってぎゅっと抱きつくと上からこつんと結構当たって痛いものが落ちてきた。

鋭角に尖ったものを怒りに任せてガッ！と掴み、怒りをぶつけようとしたところそれが鏡の破片だと分かった私は思わず発狂し、

____勿論近くにいたAさんも飛び上がるように驚く。(グリムは起きなかった)

Aさんに鏡の破片を見せると、Aさんは鏡がない鏡を持ち上げ吸い込まれるように破片をくっつけた。

勿論私は発狂するし、

その後勿論Aさんも飛び上がった。(グリムは起きなかった)

とりあえず2人で深呼吸しAさんに土下座し、Aさんに何故鏡がくっ付いたのかを聞いたところ、特に事情を説明して貰えなく首を捻っただけで終わった。

いや、そこは話してくれよ…。

俺ら2人でプリキュアだろ……？

結局なにも知ることはなく眠りについてしまったのだが、夢ってものは大変素晴らしい。

暗くてよく見えんかったが、男の人が丁寧に今後やるべき事を教えてくれたのだ。

夢ってなんでもありなんだなと改めて実感した瞬間である。

それにしても………。

あの声Aさんに似てたな…………。