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此処は・・・?



確か私は車にはねられて・・・



『あれ?生きて、る?』



《あ、やっと起きたんだね!》



目の前にいるのは知らない男の子。近所にはこんな子いなかった筈だけど!?



『誰!?此処は何処!?私は誰!?』



《え、記憶あると思うけど・・・》



『いやぁ、一度云ってみたかったんだよねー』



誰もが一度は云ってみたい台詞だと思うんだけど?



《そんなことより!これから僕が何を云っても怒らない?》



『何?某アニメの空き地の隣の家のおじさんの盆栽でも壊したの?』



《それって青いたぬきが出るアニメだよね?違うよ!》



『まあ許容範囲内なら大丈夫かな。内容によっては物理攻撃が待ってるけど』



パーじゃないよ、グーだからね!下から上に押し上げるのがコツ!



《物騒だよ!・・・えっとね、まず君が車にひかれて死んだのは僕のうっかりなんだ☆》



・・・・・・・・・ん?



『え、もう一度云ってくれる?"君が車にひかれて死んだのは僕のうっかりなんだ☆"の後が聞き取れなかったんだけど・・・もう一度云ってくれるかな?』



私は握った右手を左手に当てながらニコニコと笑顔で云った



《え、だだから君が死んだのは僕のうっかりの所為です》



土下座をしながら云うと少しだけ顔を上げて上目遣いで見てきた。これが子犬のような眼差しというやつか



『お前、うっかりで殺したのが私で良かったな。私は他の連中と比べると優しい方だぞ



《じゃあ、許しt》



最後の言い残すことはあるか?』



男の子の顔が希望から絶望へと変化する



因みに私は臨戦態勢で準備万端だ



《ごめんなさい!代わりと云ってはなんですが、好きな世界へ連れて行ってあげるので許してください!!》



『好きな世界?それって漫画とかアニメの世界にも行けるってこと?』



《まあ一応は。でも僕が担当してるのは6つだけだよ。"約束のネバーランド"と"スパイファミリー"と"文豪ストレイドッグス"と"殺戮の天使"と"Dr.stone"と"アンパンマン"だけど、行きたい世界はある?》



なんか最後だけ小さい子向けなんだけど?ていうかジャ○プ多くない?半分だよ?



『ダントツで行きたいのは文ストだね。良かったね、担当してて』



《じゃあ許してくれる?》



『異能力くれよ。代償払ってもいいから』



やっぱり文ストに行くなら異能は無いとね!



《良いけど、何を代償にするかで異能力の強さも変わってくるよ》

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作者名:やまめの学校 | 作成日時:2022年11月7日 20時

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