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「＿＿鱗滝左近次、冨岡義勇、鱗滝錆兎、鱗滝真菰、Aが腹を切ってお詫び致します」
そう静かに手紙を読みあげる少女に、Aは「大きくなったの……」と場違いな事を考えながらも炭治郎の方を見据えた。
以前Aはすでに耀哉に対し禰豆子に関する了承は得ているので、Aはわりかし余裕を持っている。
あの“お館様”である耀哉の合意を得ているのだ。
お館様が絶対(というか大好き)である柱たちが異を唱えると言う事はしないだろう。
それが故の余裕である。
それから(色々とあったが)着々と話は進み、炭治郎がしのぶの蝶屋敷に連れて行かれ、次の話題＿＿Aについての話題になった。
「＿＿お館様、先ほどからいるこの者は一体何者なのでしょうか、気配は限りなく鬼に近いが微かに違う。説明して頂けますよね…？」
少しの沈黙の後、先に口を開いたのは実弥だ。傷だらけのその見た目に似合わず、丁寧な言葉を耀哉に向ける。今にも人一人を殺せそうな殺気はAに向けながら……
「そうだね実弥、この事は先代から代々受け継がれてきているんだ。“鬼舞辻無惨よりも長く生きる鬼ならざる鬼がいる”とね。それがここに居るAなんだ」
親愛なるお館様を前に事情をしらない柱たちは「は？」と失礼ながらも驚愕した。それを見たAは愉快そうに笑い、耀哉は微笑んだ。
そこに頬を赤く染めた蜜璃が「あの、質問しても良いですか！？」と元気よく手をあげ、それから自分の行動に我に返り、さらに顔を赤くしながらポツリポツリと話し始める。
「鬼舞辻無惨よりも長く生きている、と言う事はえっと、Aさんは鬼舞辻無惨とは違う“何か”になる事になりますが…実際の所どういった存在なのでしょうか…？鬼ならざる鬼、と言っても少し分かりずらいなぁと」
恐る恐ると言った様子でAの方に視線を預けた蜜璃は、Aのキョトンとした顔にまた顔を赤くし、心の中で「キュンキュンしちゃう！！」とお決まりのセリフを浮かべた。
「その事についてはA本人に聞くと良いよ。ね？A」
「……耀哉、お主妾で遊んでおるじゃろ…」
耀哉と普通に軽口を叩いているAに、錆兎が「A姉、そろそろ話を進めた方が…」と声を掛けた。勿論しのぶ、義勇を除いた柱は全員ビックリ顔だ。
「あぁそうじゃったそうじゃった、すまぬの錆兎。話が脱線してしまった。妾についてじゃったの…よし」
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月縹(プロフ) - 広海さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！前程更新頻度は高くはないけど、見てくださる方がいるなら頑張れます😭😭 (2021年11月12日 21時) (
レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
広海 - とても面白いです。これからもがんばってください! (2021年11月12日 20時) (レス) @page47 id: 4ad4f67aa2 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 闇姫さん» 嬉しいです！コメントありがとうございます！無限列車…カ、カキタイ… (2020年10月12日 20時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫(プロフ) - 凄い面白かったです！無限列車も見たいなと思っております！ (2020年10月12日 19時) (レス) id: aeb4d97102 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 腐りかけの果物さん» こちらこそありがとうございました！！他の作品(新作とか)なども読んで頂けると嬉しいです！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
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