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「それなら妾の返事は決まっておる、勿論名前を書いて良い、というか書け。これでも妾も水一門の一員じゃと思っておるからの、仲間外れなど絶対に嫌じゃ。まあ、腹切っても死ねぬのじゃが」
最後の余計。
フンスッと胸を張るAに、鱗滝が少し嬉しそうに「分かった」と返事をした。種族が違ってもこうやって自分たちの事を気にかけてくれるのは素直に嬉しいのだ。
「そうと決まれば早速禰豆子に暗示を賭けさせてもらうぞ？鱗滝のだけでは少し弱いじゃろ」
暗示のやり方は昔Aが鱗滝に教えたものだ。人間長く生きていれば何かと出来る事が増える。
Aが言い出す前に鱗滝が暗示を賭けていたらしいが、所詮は人間がかけたものなので、いまいち効果は出ない。
(術の使える)Aの出番だ。
＿＿
＿
しばらく三人でほのぼのと話をしながら茶を飲んでいると、余程二人で扱いたらしくボロボロの炭治郎と、満足げな錆兎、真菰が帰ってきた。
二人とも、そんなに弟弟子出来て嬉しいの？と聞きたくなるぐらいにはすっきりした顔だ。
ちなみに義勇は任務が入ってしまったらしく、炭治郎との再会もないまま出て行った。
「錆兎真菰！それに炭治郎も、お疲れさまじゃ」
「あっさっきの…………！？角！？え！？」
前に一度(設定で)言ったように、Aは鱗滝達水一門では普通に人間の姿ではなく、本当の姿……つまり角有り爪と牙有りの、本来の姿で過ごしている。
それ故に初見では必ずと言っていいほど鬼舞辻の作りだした鬼の方を連想する。
すなわちこのAの前で驚いている炭治郎も例外ではなく、「え？鱗滝さん！？え？」とだいぶ混乱しているようだ。
「まあまあ、炭治郎、落ち着きなよA姉は大丈夫だから」
早速見かねた真菰が説明をしてくれてその場は落ち着いた。
「改めまして、昔の名を鈴鹿御前、今の名をAと言う。ちなみに純血の鬼じゃ。元から人間ではない。よろしくのう炭治郎」
鬼舞辻無惨とは一切関係の無い事を強調しつつにこやかに挨拶をするAに、炭治郎が「竈門炭治郎です！」と再び挨拶をした。
「ねえ錆兎、そういえば義勇はー？」
「任務入ったって帰ったらしい」
「先ほどは強めに蹴るだの殴るだのしてしまってすまなかったのう、怪我の方は大丈夫か？」
「見事に気絶してたもんね炭治郎」
「真菰は一回黙ろう」
「あ、それについては大丈夫です！」
見事に会話の間に二人が入って来ていた。
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月縹(プロフ) - 広海さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！前程更新頻度は高くはないけど、見てくださる方がいるなら頑張れます😭😭 (2021年11月12日 21時) (
レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
広海 - とても面白いです。これからもがんばってください! (2021年11月12日 20時) (レス) @page47 id: 4ad4f67aa2 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 闇姫さん» 嬉しいです！コメントありがとうございます！無限列車…カ、カキタイ… (2020年10月12日 20時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫(プロフ) - 凄い面白かったです！無限列車も見たいなと思っております！ (2020年10月12日 19時) (レス) id: aeb4d97102 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 腐りかけの果物さん» こちらこそありがとうございました！！他の作品(新作とか)なども読んで頂けると嬉しいです！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
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