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「応援に来ました、階級・癸、竈門炭治郎です」
早速炭治郎がその男に近づき声を掛ける。
それを聞いた男、基、村田は、しばらく呆然とした様子で「癸……」と炭治郎の言葉を復唱していたが、驚いたように声を張り上げた。
「なんで“柱”じゃないんだ…！！癸なんて何人来ても同じだ、意味がない！！」
途端村田が伊之助によって顔面を殴られる。Aもそれに続こうとしたが、炭治郎によって全力で止められた。
「なにゆえ止めるのじゃ炭治郎……少しくらいは良いじゃろう？」
「いやいや、ダメだA姉さん！！大体A姉さんの“少し”は少しじゃないだろう！！」
「むぅ…炭治郎にそこまで言われては仕方がないのう・・・」
(A姉さんには大人しくしててもらわないとこの人の命が危ない…！)
竈門炭治郎、今世紀最大の最良判断である(たぶん)。
「意味のあるなしで言ったらお前の存在自体意味がねぇんだよ、さっさと状況を説明しやがれ弱味噌が！！」
まあ、“癸なんて”という言葉にキレ、村田の前髪を掴みあげる伊之助の行動で、あまり意味のないものになったのかもしれないが…
伊之助の言葉に押されたのか、猪の被り物に押されたのか、村田が口を開く。
「かっ鴉から…！！伝令が入って住人の隊士がここに来た。山に入ってしばらくしたら、隊員が…隊員同士で…」
一呼吸おいて村田が「斬り合いになって…！！」と恐ろしそうに言い放つ。
「ほう？最近の鬼殺隊員は荒んでおると聞いていたが、そこまで荒れておるのか？」
村田のその言葉に興味深げに目を細めたAが、少し意地悪そうに問いかけた。
面白さ半分、気になるの半分、と言った感じだ。
それを嗅ぎ取った炭治郎は、Aに気付かれないように「はぁ…」と小さくため息を吐いた。
「いや、違うんだ…はっ！！」
Aの言葉を訂正しようとした村田が、ある方向を見て声を上げた。
それにつられるようにその場に居た伊之助、炭治郎、Aがそちらの方を見ると、どことなく動きのぎこちない隊士が、刀を持って佇んでいた。
「むう……これは少々厄介なことになりそうじゃな……」
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月縹(プロフ) - 広海さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！前程更新頻度は高くはないけど、見てくださる方がいるなら頑張れます😭😭 (2021年11月12日 21時) (
レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
広海 - とても面白いです。これからもがんばってください! (2021年11月12日 20時) (レス) @page47 id: 4ad4f67aa2 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 闇姫さん» 嬉しいです！コメントありがとうございます！無限列車…カ、カキタイ… (2020年10月12日 20時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫(プロフ) - 凄い面白かったです！無限列車も見たいなと思っております！ (2020年10月12日 19時) (レス) id: aeb4d97102 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 腐りかけの果物さん» こちらこそありがとうございました！！他の作品(新作とか)なども読んで頂けると嬉しいです！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
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