・ ページ25
推しを出せてハッピーだぜ！(獪岳推し)
＿＊＿＊＿
獪岳の紹介をしながら、桑島は獪岳の頭に手をポンと置いた。
「獪岳か、よろしくの。明日あたりにでも一緒に甘味処にでも行くか」
「！いいんですか？」
思わずと言ったようにAが、獪岳に甘味処へのお誘いをし始めた。獪岳は前回の最終選別を受け終わり、今は刀が届くのを待っているらしい。あと、三日ぐらいで届く予定だそうだ。
「いいぞ？好きなだけ食べて良いからの、今から楽しみじゃな。それとこれはもう一人の子には内緒じゃぞ？」
少し嬉しそうにしている獪岳の頭を撫で、丁度持っていた金平糖を渡した。獪岳は甘党なのか、“もう一人には内緒”という単語に反応したのか、少し嬉しそうだ。
可愛い。
「今日は泊まって行くか？」
「そうさせてもらうかの」
桑島がそう言えばと話を切り出し、泊まるか泊まらないのかの話をしていると、A達のいる玄関よりも、外の方から何かの奇声が聞こえ、そのままこちらに向かってきているのを見て、獪岳が「チッ」と舌打ちをした。
獪岳の素のキャラを知らないAはちょっとビックリしたが、今は奇声の発生源の方が気になっていた。
「お姉さん！！綺麗ですね！俺、我妻善逸って言います！！それはそうと俺と結婚しません！！？」
しばらくそちらの方を見ていると、金髪の泥だらけの少年が来て、Aの手を取り、求婚し始めた。
A自身、求婚なんて久しぶりすぎて完全にフリーズしている。
「これまた珍妙なタンポポじゃの……？」
絞り出したコメントがこれだ
「おいカス、この人に近寄るな、馬鹿が移る」
すかさず獪岳が善逸を跳ね除け、罵り始めた。きっとこの子はこっちが素なんだろうな、と理解したあたりでAの意識が戻ってきた。
普通に断っても聞き入れなさそうな雰囲気だったので、Aは奥の手を使う事にした。鱗滝達での前でしか本来の姿では居ないが、こういう時は話が別だ。
「善逸……と言ったかの？」
「は、はい！」
「お主は子の姿でも妾と結婚したいと、そう申すのか？」
「え＿＿」
人間の擬態を解いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 607人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月縹(プロフ) - 広海さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！前程更新頻度は高くはないけど、見てくださる方がいるなら頑張れます😭😭 (2021年11月12日 21時) (
レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
広海 - とても面白いです。これからもがんばってください! (2021年11月12日 20時) (レス) @page47 id: 4ad4f67aa2 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 闇姫さん» 嬉しいです！コメントありがとうございます！無限列車…カ、カキタイ… (2020年10月12日 20時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫(プロフ) - 凄い面白かったです！無限列車も見たいなと思っております！ (2020年10月12日 19時) (レス) id: aeb4d97102 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 腐りかけの果物さん» こちらこそありがとうございました！！他の作品(新作とか)なども読んで頂けると嬉しいです！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
