二重人格の僕と俺 (ページ8)

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僕ページ8

目が覚めるとそこにはAがいた。

｢ジンっ大丈夫？」

目が赤くなってる。
泣いたのかな。

『大丈夫だよ、それより…僕、乱暴なこと言っちゃったりしてない？』

｢言いにくいけど、ちょっと変だったよ。」

そうだよね。
ごめんね。

『ごめん』

｢謝ることないよ、」

いつもは塩なAがこんなになるなんて
ちょっとドキッとした。

言ったほうがいいかな、
二重人格ってこと。

『僕、ちょっと最近疲れててさ、変な感じになっちゃったみたいなんだ。』

｢そっか、大したことなくてよかったよ、」

言えなかった。
これまでできた友達、彼女
みんな、僕が二重人格だって言うと、気持ち悪がって離れてくんだ。

だから、怖い。

せっかくできた友達なのに。

これを言ったらAが離れてくんじゃないかって。

だから言えない。

でもユンギは別だった。

ちゃんと受け止めてくれた。

僕たちのことを知ってるのもユンギだけだ。

でもいずれ、Aにも言わないといけない日が来るんだろうな。

次にソジュンが現れたときとか。

｢なに黙りこくってんの？行くよ、ジン。」

『ナルシストって言わないんだ、あっ、ようやく僕の美貌に気づいた？』

｢はっ？前言撤回、行くぞ、ナルシスト。」

『ええ～？』

神様

もう少しだけ

Aと

一緒にいさせてください。