二重人格の僕と俺 (ページ7)

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俺ページ7

今日は勇気を出して学校に行くことにした。

でも学校につくなり

[ねえ、今日ってジン様の日じゃない？]

[ほんとだ！私ノーマルジン君も好きだけどジン様も好きー]

女子の声がうるさい。

ユンギがいるからまだマシだけど。

｢おはよう、ジン」

『え？誰。』

｢えっジン大丈夫？記憶飛んだ？」

『は？』

こいつ昨日の女じゃん。

無理。

『これ以上俺に話しかけんな。』

｢なんか立場が入れ替わったみたいだねー」

さっきからなに言ってんのこいつ。

ユンギ、

そうか、ユンギ朝は委員会か。

頭痛がする。

てかもうすぐ1週間経つな。

もうすぐジンになるのか。

ヤバい、頭痛がひどい

意識飛びそう。

『ねえ…』

｢なに？ジン。」

『ユンギどこ？』

｢ユンギはー木工室かな？」

『連れてって。』

｢いいよー」

正直この女に連れて行かれるのは嫌だけど仕方ない。

ああ、フラフラする。

｢ジンっ？」

俺はその女に思いっきり被さってしまった。

倒れたのが誰もいない廊下でよかった。

でも俺は今その女に抱きしめられてる。

すごくフラフラする。

意識が…

いやだユンギ、

きてよ。

｢ジンっ、ジンっ。」

『ユンギ…』

泣きながら俺の顔を見ているその女の声を聞きながら
俺は意識を失った。

ジン、俺はお前とひとつだったかもしれない。