二重人格の僕と俺 (ページ4)

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俺ページ4

あれは、9月の頭だった。

ユンギヤが頭が良すぎるって喧嘩売られてて、殴り合いになってるとこを俺が見ちゃって。

相手を殺しそうなった。

それを止めてくれたのも、ユンギだけど。

｢なに考えてんの？」

『別に、昔のことだよ。』

｢ふーん。」

[おいお前ら！なにしてんだ！]

｢ヤベッ先公だ。」

[おいユンギ、来い]

『なんでユンギだけっ俺もっ』

[あっ？なに口出してんのクズが？]

えっ

クズ…

[お前と一緒にいるユンギもアホだわな。]

｢先生っそんなこと言わないでっ。お願いします。」

ユンギは悪くないのに、謝ってる。

ユンギにアホって言ったよな、あいつ。

殺してやる。

『クソが、てめえ、ゆんぎのこと悪く言うやつは許さねえ。』

｢ソジュン、止めろ。落ち着け。」

『いやだ、』

俺はすでに先生を四、五発殴ってた。

[なにしやがるんだてめえ、ユンギ来い。]

｢はい、」

『ユンギ、行くなよっ』

｢大丈夫、すぐ戻るから。それまでここで、待っててね。」

『ユンギっわかった。』

ユンギが先生に連れて行かれた後、俺は自己嫌悪に襲われていた。

またユンギに迷惑かけちゃった。

この世からいなくなりたい。

頭が痛い…

『はあっユンギっ早く来て。』

『痛いよっ。』

なんでこうもユンギがいないと頭が痛いんだろう。

｢おい、」

『あっユンギっ』

顔をあげてみるとそこにはボコボコになったユンギがいた。

『えっユンギその傷…』

｢気にすんな、お前頭痛は？」

なんでユンギはそんなに優しいの？