僕 ページ1
僕はジン。
高校2年生だ。
自分で言うのもなんだけど、勉強もできて、運動神経良くて、ハンサムだから、学校中の人気者だ。
ファンクラブもある(笑)
でも一つだけ悩みがあるんだ。
それは僕が｢二重人格」だと言うこと。
決まって雨の日に現れるんだけど、その僕がものすごく不良で。
ファンクラブの子達は、その姿もいいらしいけど。
僕はたえられない。
恋愛も何回かしてみた。
でも、僕と俺があまりにも違いすぎていつも振られる。
向こうから告白してきたのにね。
そんなある日
僕のクラスに転校生が来た。
｢よろしくお願いします。イ・Aです。」
『うわっ可愛い！』
｢おいおい、ジナ、心の声が漏れてるぞ。」
あっ今のは親友のユンギヤ。
『ごめんごめん、あまりにも君が可愛すぎて！』
そう言いながらイ・Aにウインクする。
クラスから歓声が上がる。
大抵の女子はここで落ちるはずだ。
あの子もファンクラブ会員になるかな？
｢Aはジンの隣な。」
ナイスう〜先生！
さあ、僕の隣だからさぞ、緊張するだろうね〜
『よろしく』
『いやあ〜Aもこのワールドワイドハンサムに認められるのはすごいことだよ！』
Aからの返答は意外なものだった。
｢は？やめて、マジで、めっちゃ引いたよ。頭大丈夫？」
『え？』
なんだよこの子。
新鮮すぎ〜
ユンギヤタイプだな。
友達になれるといいな。
『君も僕に酔いしれる時が来るよ！』
｢ナルシスト無理。」
毒舌なところもいいね！
僕、今日から君と友達になれるように頑張るから！
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作者名：らららの歌 | 作成日時：2024年1月2日 19時
