ホットココアをあなたに 3 (ページ31)

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31話ページ31

「日によります。、栄養の状態を判断して、最適のものを作ってくれるんですよ。カロリーとかも頭で計算しながら作ってるみたいです。」

〈はい。では、会場の方から最後にもう一つ質問を受け付けて会見を終了したいと思います。、、はい。では、前から2列目の方。〉

「結婚式は和風と洋風どちらがいいですか？」

んー、どっちにもよさがあるよね。

「えっと、難しい質問ですね。うーん、、ウエディングドレス姿がみたいなという気持ちはあります。でも、結婚式の予定はまだ未定なので、なんとも言えません。、、では、本日はお集まりいただきありがとうございました。会見を終了させていただきます。」

よし。家帰ろう。

ご飯作って待ってなきゃね。

ー－－－－－
ー羽生sideー

「羽生さん、お疲れさまでした。」

「あ、お疲れさまでした。色々とありがとうございました。」

「いえいえ。ご自宅までお送りしますね。」

今日の会見はちょっと疲れたかも、、。

「あの、インスタライブの方見てたんですよね？評判どうでした？」

「悲しんでる人もいましたけど、基本的にはまあそうだよねみたいな感じでした。、最初から溺愛風にしてたのはこのためですか？」

溺愛風って、。

「事実ですよ。全部。現役引退してますし、いいかなと思って結構自由にやらせてもらってます。」

「まあ、そんな感じはしますけど。やっぱり徹底ぶりがすごいです。」

徹底ぶり？

「なんのことですか？」

「え、自覚なしですか？如月先生に嫌な思いをさせないように本当に徹底して、メディア対策をしているという印象です。」

あ、そういうことか。

「まあそうですね。俺は何か言われるの比較的慣れてるんですけど、Aは慣れてないから守ってあげなきゃって思うだけです。、でも、強いんですよね。」

「強い？」

「メンタル、もしかしたら俺より強いかもしれないです。やさしいし、おとなしいし、ふわっとしてるように見えるけど、記者に囲まれても、ものおじしないんです。」

あの度胸はやっぱり留学とか仕事で得られたものなんだろうな。

「さすが。やはり似たもの同士なんですかね？」

「恐らくそうですね。」

ーあなたsideー

できた。これで完璧。

「ただいまー。あれ、A帰ってたんだ。」

『お帰り。お疲れ様。』