4話 ページ4
「じゃあ、真剣に選ぶからちょっと待ってて。」
『うん。』
わ、さっきから指輪ばっかり見てて、値段見てなかったけど、けっこう高い、、。
いいのかな？
ー−−−
まだ悩んでる。
すごい真剣な表情。
「よし。これかな。A、これどう？」
きれい、、。
中央に大きなダイヤモンド、それを囲うようにダイヤモンドが幾何学的にあしらわれてる。
「ご試着なさいますか？」
「してみる？」
『あ、はい。是非。』
すごいきれい。
「かわいいね。」
『うん。』
「これにする？」
値段は、、え、高い！
「あ、今値段見た？そういうの気にしなくていいから。こう見えて結構稼いでるよ。」
それは知ってるけど、
「気に入った？これ好き？」
『うん。』
「じゃあ、これにしよう。これください。」
え、そんな軽いノリでいいの？
大きい買い物なのに。
「Aにあげたくなっちゃう気持ち、わかってね。」
「あの、お包みしましょうか？それともつけていかれますか？」
「つけていきます。」
大事にしなきゃ。お手入れも定期的に持ってこよう。
ー−−
「よし。じゃあ、次行こうか。次どこ行く？」
『私も昨日調べたんだけど、指輪のお返しはべただけど、時計がいいなと思って。解説でスーツとか着る時に良い時計つけてると、よりかっこよく見えるし。しっかりしてるように見えるからさ。だから時計屋さん行こう。』
「うん。わかった。」
＠時計屋さん
どういう時計がいいかな。
金属のベルトもかっこいいけど、結弦くんの場合は、こういう濃い色の革のベルトだと肌に映える気がする。
濃い紺のベルトの時計かっこいい。
あ、しかも文字盤も見やすいし、高級感もある。
これがいいかな。
『結弦くん、これどう？』
「え、いいじゃん。こういうの俺好き。」
「つけてみられますか？」
「ぜひ。」
うん。かっこいい。
「どう？」
『うん。かっこいい。イケメン。』
「どうした？急にべた褒めじゃん。」
『つい本音が。これにする？』
値段も指輪の比から考えると妥当だし。
「うん。そうする。」
『じゃあ、これください。』
ー羽生sideー
やっぱり休日買い物デートは楽しい。
変装してても気づいてる人いるけど、みんなやさしくてそっとしておいてくれるし、
何より、Aものびのびしてる。
ただ、1つ問題が。
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作者名：かれん | 作成日時：2022年4月6日 7時
