ホットココアをあなたに 3 (ページ26)

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26話ページ26

「何食べる？」

『んー、このアボカドのサラダとこのエビのパスタかな。』

「いいね。おいしそう。じゃあ、注文しちゃうね。あ、ここ。iPadで注文するんだ。斬新。」

ほんとだ。すごい。

「よし、できた。、、あ、そうだ。記者会見ね、明後日になった。」

あれ？

『インスタライブが先じゃなかったの？』

「事務所の人と意見が合わなかったんだよね。だから、記者会見の様子をインスタライブで配信することになった。」

なるほど。。、

『いいと思う。一石二鳥だね。』

「だよね。」

ー－－－－－－
＠家

今日もごちそうになっちゃって申し訳ないな。

あ、そうだ。

『お金の話しないといけないって思ってたんだよね。』

「あ、たしかにね。お互いどれぐらいお金持ってるか知らないのは困るよね。、、えっと、これか。俺は今こんな感じかな。スマホに資産管理アプリ入れてるんだ。あ、Aも同じアプリ？」

『うん。』

「普通、何かあった時とかを考慮すると、だいたい半分ぐらい持ってるほうがいいんだよね。」

確かに。

何かあった時なんて考えたくもないけど。

「あ、でも。だいたい半分ぐらいか。」

そう考えると、

『生活費は半分ずつ出した方が良いね。』

「うーん、でも、Aの月収的に考えると、この資産って譲り受けたものも含まれてるよね？」

あ、そっか。

『うん。』

「じゃあ、比率的に考えると。」

『ちょっと待って。計算させて、、えっと、40％ぐらいでぴったりかな。どう？』

「ほんとだ。じゃあ、そうしようか。そろそろお風呂入る？」

あ、もう結構遅い時間だ。

『そうする？結弦くん先に入ってきていいよ。』

「Aが先でいいよ。あ、一緒に入る？」

えっと、、

『ちょっと恥ずかしいかも。』

「いいじゃん。」

うーん。、、

prrrprrrprrrr

ん？病院から電話？

『はい。如月です。』

「心臓血管外科医局です。急患です。来ていただけませんか？」

『すみません。今、家なんです。状態は？』

「冠動脈に異常があるようです。心タンポナーデかと。」

それなら、対応できる人いるでしょ。

『私以外にも対応可能な医師がいると思いますよ。』

「総合外科医局の真田先生は今緊急オペ中で、来ていただけないんです。お願いします。来てください。」

え、あ。切れた。