ホットココアをあなたに 3 (ページ24)

今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:16,293 hit

24話ページ24

「如月、おめでとう。医局長だって？」

情報早い。

『なんで知ってんの？』

「だって、俺昨日医局長にどう思うって聞かれたから。」

え？

『なんて答えたの？』

「いいと思いますって言ったけど。引き受けたんだろ？」

『うん。まあ。』

「如月以外に適任いないし、妥当だよな。」

そうかな？

『まあ、頑張るよ。』

「頑張りすぎないように頑張れよ。」

ふふっ。なにそれ。

『あ、それとね。今日から、ちゃんと家帰るから。』

「お、いい傾向じゃん。そうした方がいい。じゃあ、俺回診行ってくる。」

『うん。いってらっしゃい。』

よし、私も仕事するぞ。

ー羽生sideー

「それは無理です。」

「いや、でも俺は。」

「記者会見が先です。譲れません。」

だめか。
さっきからこの繰り返し。

インスタライブで先に報告したい俺と記者会見が先であるべきだという事務所の人たち。

どうすっかな。

あ！

「じゃあ、記者会見をインスタライブで配信するのはいいですか？」

「あー、それなら。まあ。聞いたことないですけど。、記者会見するんだとしたら、明後日ですかね。日がいいですし。」

明後日か。

「わかりました。よろしくお願いします。」

「はい。でも、よかったです。」

ん？

「あ、いや。万が一別れるようなことがあったら、如月先生今後結婚するの難しいだろうなと思ったんで。」

「え、そうですか？」

「はい。だって、羽生さんのイメージがついちゃってるのでなかなか寄り付かなくなるのではないかと思います。」

そうかも。あ、でも。Aの場合は颯馬さんがいるからな。

「まあ、じゃあそういうことで。インスタグラムの方の告知はお任せします。あとは、私がやっておきますので。」

「はい。ありがとうございます。」

ーーーーー
ーあなたsideー

よし。定時だ。

『じゃあ、あとよろしくお願いします。』

「え、帰るんですか？」

『うん。もう仕事終わったし、急患も出てないし、下調べも終わったし、帰ろうかな。』

「はい。是非是非。じゃあ、お疲れ様です。」

結弦くんの方が帰り早いかな。

ご飯とか買って行った方がいいかな？

電話してみよう。