ホットココアをあなたに 3 (ページ15)

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15話ページ15

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ーあなたsideー

@家

久しぶりの実家楽しかったな。

「A、連れて行ってくれてありがとう。」

『こちらこそ一緒に行ってくれてありがとう。』

「よし、仕事してくる。1つ目は12時ぐらいに終わると思う。」

そっか。
じゃあ、12時お昼にできるように準備しておかなきゃ。

『わかった。お昼の準備しておくね。』

「ありがと。」

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結弦くん忙しそうだな。

お昼食べた後も、インタビューが2本も入ってる。

今3本目のインタビューで、これが終わったらリンクに行く準備かな。

「お待たせ。」

『結弦くん、お疲れ様。』

「よし、リンク行く準備しようか。」

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@リンク

少し早めに着いたかも。

「陸トレしてくる。ピアノでも弾きながら待ってて。」

『わかった。』

華麗なる大円舞曲、少しだけ練習しておこう。

難しい曲だし、カット版を弾かないといけないし。

ーー
よし、私の方のアップは大丈夫。

結弦くんも氷の上でやり始めたし、そろそろウォーミングアップは終わりかな。

「A！」

ん？

『颯馬、久しぶり。』

あれ、お父さんたちと一緒に来るのかと思ってたけど、違うんだ。

「元気そうだな。」

『うん。まあね。』

あ、結弦くんがこっちに戻ってきた。

「はじめまして。羽生結弦です。」

「あ、はじめまして。藤堂颯馬です。Aがお世話になってます。」

「いえいえ。お世話になってるなんてとんでもない。もうすぐ家族になりますから。」

なんか仲悪そう。

「そうなんですね。あ、お父さん、お母さん！」

よかった。2人とも暖かそうな服持ってきてくれた。

「結弦くん、今日はお誘いありがとう。」

「私も樹さんも楽しみにしてたのよ。ありがとう。颯馬くん、お久しぶりね。元気そうで何より。」

「きていただけて嬉しいです。こちらこそありがとうございます。」

颯馬とお父さんたちも会うの久しぶりなんだ。
なんか意外。

「A、やろうか。」

『うん。華麗なる大円舞曲でいい？』

「うん。」

よし。華麗に華やかに。

頑張るぞ。

ー羽生sideー

やっぱり音源より生演奏の方がいい。

音がキラキラして聞こえる。

A、相変わらず楽しそうに弾いてる。