ホットココアをあなたに 3 (ページ1)

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ー次の日ー

よし。せっかくのお休みだし、テレビ三昧しよう！

「A、何してんの？」

『テレビ見ようと思って。録画溜まってるんだよね。』

「テレビ？ドラマとか？」

んー、

『ある意味ドラマ？』

「え？ある意味ドラマってどういう意味？」

『一緒に見る？』

「う、うん。」

お！

『これ、見たかったんだよね。名作だよね。』

「え？どれ？」

『これこれ。シリーズ人体。山中先生とタモリさんの対談。毎回素晴らしいよね。NHK様の映像もめちゃくちゃかっこいいんだよ。』

黙り込んじゃった？あれ？変なこと言った？

、、あ、そっか。私今、すごいオタクみたい？

『ごめんごめん。後で1人でみるね。何か違うことしようか。』

「いや、見てみたいし、見ようよ。」

『結弦くんが見ても面白く無いかもよ？』

「Aが好きなことも知りたいから。ね、見よう見よう。」

いいのかな？

『何の臓器見たいとかある？プロローグにする？』

「うーん。じゃあ、とりあえずプロローグで。」

『よし。見よう。』

ーーーーーーーー
ー羽生sideー

やばい。これは面白すぎる。

テレビが面白いというわけではなくて、、

Aが面白すぎる。

『か、カッコいい、、。』

表情がコロコロ変わって、見てて飽きない。

『ん？結弦くん？どうしたの？』

「んー？なんでも無いよ。」

キョトンとしてる顔も可愛すぎる。

2人でこれからもずっと一緒にいられたらいいな。

どうしても忙しくて一緒にいる時間は少ないけど、こんなに俺にとって心が休まる時間はないし、、

ずっと頭の片隅にあった結婚という二文字。

これからもずっと一緒にいたいし、子供も欲しい。

一緒に年をとりたい。

「A、結婚しよう。」

ーあなたsideー

本編が終わって、エンディングになったから、結弦くんの様子を伺ってみたら、結弦くんもこっちを見てすごく優しい顔をしてた。

どうしたんだろうと思っていたら、

「A、結婚しよう。」

っていう声が聞こえた。

結弦くんが私のことをすごく大切にしてくれているのは、感じてる。

同居もし始めたし、もしかしたらこの先に結婚があるって結弦くんは考えてるのかなって思う瞬間はあった。

本当に私でいいのかな？