30話 ページ30
よし。朝ご飯できたー。
『結弦くん、朝ご飯食べよう。』
「お、いい匂い。おいしそう。」
『だいたい、400kcalくらいで、タンパク質多めにしたけど、大丈夫そうかな？』
「え、すごい。カロリー計算しながら作ってたの？」
『ざっくりだけどね。』
どうかな？美味しいといいんだけど。
「いただきます。、、、うん。美味しい。Aちゃんも食べよ。」
『うん。いただきます。』
今日はどうしようかな。家に帰って、術式の勉強を少しやって、早めに寝て明日のオペに備えないと。
「ね、今日の午前中って暇？」
『うん。午後に帰れれば大丈夫だと思う。』
「じゃあ、ちょっとデートしようか。」
嬉しいけど、、
『街中歩いたら、騒ぎにならない？大丈夫？』
「んー、大丈夫じゃない？ばれるけど、あんまり話しかけられないよ。」
やっぱりばれるんだ。だよね。少女漫画みたいなスタイルしてるもん。
なんなら後ろ姿だけでわかりそうなもんだけど。
「どうかした？」
『あ、ううん。どこ行く？』
「んー、どうしようね。どこか行きたいところとかある？」
え、なんだろう。
デートと言えば、、
んー？
『なんか買いに行きたいものとかないの？』
「うーん。あ、ちょっとスケートの道具買いに行きたいかも。練習着とか手袋とか。だいぶ古くなってきてるから。いい？」
『うん。もちろん。私も手袋買おうかな。リンクにお邪魔する機会結構あるし、自分のがあってもいいかなと思って。』
「そっか。じゃあ、いつも使ってるお店に一緒に行こうか。」
『うん。』
一回家帰って着替えたいかも。
お化粧とかもしたいし。
『結弦くん、ごめん。一回お家帰っていいかな？』
「あ、洋服とか着替えたいよね。じゃあ、Aちゃんのお家寄ってから行こうか。」
『うん。ありがとう。』
ーーーーー
@A's House
『ごめんね。くつろいでいてね。』
「うん。ゆっくりで大丈夫だよ。」
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作者名：かれん | 作成日時：2022年2月12日 11時
