ホットココアをあなたに (ページ18)

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18話ページ18

『ごめんね。看護師のペアの子からだった。』

「あ、ううん。大丈夫。あのさ、一回俺も配信やってみようかな。」

え？

『配信？』

「うん。やっぱりメディアに出て意見を発信するよりも自分で直接発信した方が届きやすいんだよね。変な切り取り方もされないし。ちょっと事務所に確認とってやってみる。」

なるほど。
配信ってことはYouTubeとかInstagramとか使うのかな。

ーーーー

あ、戻ってきた。

「許可取れたよ。ね、アカウント作るの手伝って。」

『あ、うん。』

「まずは、メールアドレスとパスワードを入れて、、名前は本名でいいでしょ。」

『このプロアカウントっていう方がいいんじゃない？』

「あ、ほんとだ。プロフィール文はどうしようかな。とりあえず、シンプルでいいか。」

たしかに。
あ、

『英語でも書いた方がいいんじゃない？』

「そうだね。よし、あとは、プロフィール写真？どれがいいかな？」

うーん、、、

ていうかよく考えたらこんなにナチュラルに結弦くんのスマホのぞきこんでいいのかな？
プライベートの写真とか沢山入ってるだろうし。

、、、まあ、いっか。
　

あ、この写真。

「これ、気になる？」

『うん。結弦くん、シルエット綺麗だし素敵な写真。』

「多分、アイスショーのリハの写真だ。照明を当てて後ろに影が綺麗に映るか撮ってもらってたんだと思う。よし、じゃあ、これにしようかな。できた。これで完成。ちょっと事務所に確認してくるね。」

『うん。』

私もInstagramのアカウント作ろうかな。

結弦くんの配信とか見たいし。

名前が全然わからないようなアカウントにしないとね。

よし、作ろう。

ーーーーー

あ、戻ってきた。

「Aちゃん、今日ってリンク来れる？」

『うん。用事ないし行けるよ。』

「リンクから配信しようと思うんだけど、手伝ってくれる？」

『わかった。』

「ありがと。じゃあ、一旦家帰るね。また後で。」

『うん。また後でね。』