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ーポアロ
透「すみません、買った物置いてくるので待っててください」
「分かりました!」
安室は買った食材を片付けていた。
お店は中間クローズ中で、お客さんは居なかった。
コト…
透「良かったらどうぞ」
「ありがとうございます!」
Aは安室から貰った紅茶を飲みながら待っていた。
…
……
透「お待たせしました。それでは行きましょうか」
「はいっ!」
安室は店の前に車を停めてAの買い物バックを乗せていた。
その時ーー
カチッ
透「!」
ジ「テメェ…ここで何してやがる」
透「ジン…!」
安室の背後にジンが立っていた。
後頭部にはジンの愛銃が当てられていた。
透(き、気付かなかった…っ!)
ジ「早く答えろ」
ジンは吸っていた煙草を落とし、靴で踏み付けた。
「ジンさんっ!何してるの?」
Aは慌ててジンと安室の間に入った。
ジ「A、どけ」
「退かないよ。」
ジ「チッ…コイツのこと知ってんのか?」
その言葉に安室は動揺した。
(まずい…ここで、安室透の名前を出されるのは裂けたい…!)
安室は固唾を飲んでAを見た。
「……バーボン、でしょ。仕事仲間の」
ジ/透「!」
「たまたま会って、車で送ってくれる事になっただけだよ」
そして、Aは安室の顔を見て小さな声でーー
「……ごめんね。」
ただ一言謝った。
……
………
ウ「A。荷物はこれだけですかぃ?」
「うん」
ウ「よし。じゃあ出発するぜ」
ジ「……」
ブゥゥウウン…
結局Aはジンの車に乗って帰る事になった。
Aは窓の外から安室の姿をチラリと見た。
「っ!!」
安室の顔を見たAは、
透「……」ギロッ
恐ろしい程冷たく鋭い眼光を向けられ思わず目を逸らした。
その様子を見ていたジンはAを自分の方に引き寄せ、外を見せないようにした。
ジ「A、アイツにはあまり近付くな」
「…、うん…」
透(君は……僕の敵、なのか。ーーA)
安室はただ1人、その場に取り残された。
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デグ丸(プロフ) - 雪ノ祓 雪溶さん» コメントありがとうございます^^読んでくださる皆様の為にも更新続けていきます!どうぞお付き合いください(˶' ᵕ ' ˶) (2023年5月6日 12時) (レス) id: b9aa6b6be2 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ祓 雪溶(プロフ) - コメント失礼します。続編(番外編でも)待っていました!これからの更新楽しみにしています! (2023年5月5日 23時) (レス) id: 6c81b19a7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:デグ丸 | 作成日時:2023年5月5日 22時