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蘭「これ、懐かしいわね〜」
園「Aー!これ読んでいい?」
蘭と園子は放課後、Aの家に遊びに来ていた。
「ん?いいよ!」
Aは3人分の紅茶を入れながら答えた。
2人が見つけたのは月刊連載の少女漫画だった。
蘭「この少女漫画確か...アニメも放送したわよね」
園「そうそう!私達が小学生位の時流行ったやつ。毎週観てたわ!」
蘭「あれ...この」
園「Aったら間違って買ったの?」
よく見ると複数の会社の連載本が混在していた。
コト...
Aは2人の前に紅茶を置いた。
「それは、私の家族が買ってきた本だよ」
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ー8年前ー
ウ「A〜!ほれ、買ってきたぜ」
「ありがとう!」
当時の私は治療の為ずっと入院生活を送ってた。
ペラ...ペラ...
ウ「おもしれぇか?」
「うん!」
病室にはAの暇つぶし用にウォッカが漫画本を買ってきてくれた。
ウ「...でも、」
ウ「テメェ位の女の子は少女漫画ってヤツの方が気に入るかもな」
そう、いつもウォッカが買ってくるのはゴツイ男がバトルしたり、少年が色々な島を冒険するようなーー所謂少年漫画ばかりだった。
「少女漫画?」
ウ「あぁ」
「どんなお話?」
ウ「うーん...なんて言うか...」
ウ「女と男が恋に落ちる話が多いらしいが...オレも見た事ねぇからな」
「...恋?」
ウ「そうだぜ。」
「恋って何?」
ウ「そりゃ、誰かを好きになるって事さ」
「ふーん、じゃあ 私はジンさんとウォッカに恋してるって事?」
ウ「違ぇな。そいつぁLike。オレが言ってんのはLoveのほうだからな」
「えぇ、難しい...。ウォッカは好きな人いるの?」
ウ「オ、オレはいねぇよ!」
コンコン
ウ「おっと、時間か。また来るぜ」
「うん。待ってるね」
パタン
「恋、か...。」
(今度ジンさんにでも聞いてみようかな?)
Aは「恋」という物が何か興味が湧いた。
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デグ丸(プロフ) - 雪ノ祓 雪溶さん» コメントありがとうございます^^読んでくださる皆様の為にも更新続けていきます!どうぞお付き合いください(˶' ᵕ ' ˶) (2023年5月6日 12時) (レス) id: b9aa6b6be2 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ祓 雪溶(プロフ) - コメント失礼します。続編(番外編でも)待っていました!これからの更新楽しみにしています! (2023年5月5日 23時) (レス) id: 6c81b19a7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:デグ丸 | 作成日時:2023年5月5日 22時