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「はぁ……」
哀「元気ないわね」
「まぁね……って、哀ちゃん!?」
「あれ、コナン君は?」
哀「置いてきたわ。……ねぇ、博士の家来てくれない?」
哀「博士が貴女に会いたいって煩いのよ」
「全然いいよ!私も暇だし」
哀「ふふっ、じゃあ行きましょ」
…
……
博「ほっほっほ、Aちゃん久しぶりじゃのぅ」
「お久しぶりです、博士」
「あ、ドアの件すみませんでした!」
博「いいんじゃよ。あのドアもだいぶ脆かったからの……」
博「それに修理費はたんまり貰ったお陰で立派な玄関になったんじゃ!だから気にせんでえぇぞ」
(いや、あれは確実にウォッカが壊したよ…)
Aは苦い顔をして心の中でツッコんだ。
……
「あ、そろそろ帰らなきゃ」
かなり時間が経ったのか、窓の外では日が落ちかけていた。
博「おお!そうじゃな、ワシが車を出そう」
「っ!」
Aは昨日の出来事が頭をよぎった。
「だ、大丈夫!歩いて帰るから!」
哀「駄目よ、もう外は暗いわ。」
博「女の子1人で歩くのは危険じゃよ」
「でも……、あ、わかった」
Aはバックから携帯を取り出し、廊下に出た。
prrr…ピッ
「あ、もしもし?ウォッカ」
ウ「A、どうかしやしたかぃ?」
「えっとね…その、」
「し、仕事忙しい?よね…」
ガサッガサッ!!
ウ「ちょ、兄き」
ジ「……俺だ」
「ジンさん!」
通話中のウォッカの携帯をジンが奪った。
ジ「何かあったのか?」
「その……もし、仕事が終わってたらなんだけど……」
ジ「なんだ、はっきり言え」
「ぅ……迎え、来て欲しぃ……です……。」
ジ「……。」
「駄目…だよね。」
ジ「何処にいる」
「え」
ジ「今から行く。何処に居るか教えろ。」
「えと…、博士の家。ほら、この前来てくれた」
ジ「分かった。待ってろ」
プツッ
「……。」
哀「どうだった?」
「うわぁあっ!びびびっくりした!」
哀「もう大袈裟ね。それで、どうだったの?」
「来てくれるって…き、緊張したぁ」
哀「いつもそんなに緊張してるの?」
「ううん、私お迎えなんて呼んだこと無かったから」
哀「え……、そうなの?」
灰原は少し驚いた顔でAを見た。
「うん、いつもジンさんかウォッカの方から送るとか、迎え来るとか言われる事はあるけどね」
哀「……。」
(あの2人かなり過保護なのね……)
そう、灰原は思ったのであった。
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デグ丸(プロフ) - 雪ノ祓 雪溶さん» コメントありがとうございます^^読んでくださる皆様の為にも更新続けていきます!どうぞお付き合いください(˶' ᵕ ' ˶) (2023年5月6日 12時) (レス) id: b9aa6b6be2 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ祓 雪溶(プロフ) - コメント失礼します。続編(番外編でも)待っていました!これからの更新楽しみにしています! (2023年5月5日 23時) (レス) id: 6c81b19a7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:デグ丸 | 作成日時:2023年5月5日 22時