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12. ページ12

「はぁ……」

哀「元気ないわね」

「まぁね……って、哀ちゃん!?」

「あれ、コナン君は?」

哀「置いてきたわ。……ねぇ、博士の家来てくれない?」

哀「博士が貴女に会いたいって煩いのよ」

「全然いいよ!私も暇だし」

哀「ふふっ、じゃあ行きましょ」


……

博「ほっほっほ、Aちゃん久しぶりじゃのぅ」

「お久しぶりです、博士」

「あ、ドアの件すみませんでした!」

博「いいんじゃよ。あのドアもだいぶ脆かったからの……」

博「それに修理費はたんまり貰ったお陰で立派な玄関になったんじゃ!だから気にせんでえぇぞ」

(いや、あれは確実にウォッカが壊したよ…)

Aは苦い顔をして心の中でツッコんだ。

……
「あ、そろそろ帰らなきゃ」

かなり時間が経ったのか、窓の外では日が落ちかけていた。

博「おお!そうじゃな、ワシが車を出そう」

「っ!」

Aは昨日の出来事が頭をよぎった。


「だ、大丈夫!歩いて帰るから!」

哀「駄目よ、もう外は暗いわ。」

博「女の子1人で歩くのは危険じゃよ」


「でも……、あ、わかった」

Aはバックから携帯を取り出し、廊下に出た。

prrr…ピッ

「あ、もしもし?ウォッカ」

ウ「A、どうかしやしたかぃ?」

「えっとね…その、」

「し、仕事忙しい?よね…」

ガサッガサッ!!

ウ「ちょ、兄き」

ジ「……俺だ」

「ジンさん!」

通話中のウォッカの携帯をジンが奪った。


ジ「何かあったのか?」

「その……もし、仕事が終わってたらなんだけど……」

ジ「なんだ、はっきり言え」

「ぅ……迎え、来て欲しぃ……です……。」

ジ「……。」

「駄目…だよね。」

ジ「何処にいる」

「え」

ジ「今から行く。何処に居るか教えろ。」

「えと…、博士の家。ほら、この前来てくれた」

ジ「分かった。待ってろ」

プツッ


「……。」

哀「どうだった?」

「うわぁあっ!びびびっくりした!」

哀「もう大袈裟ね。それで、どうだったの?」

「来てくれるって…き、緊張したぁ」

哀「いつもそんなに緊張してるの?」

「ううん、私お迎えなんて呼んだこと無かったから」

哀「え……、そうなの?」

灰原は少し驚いた顔でAを見た。

「うん、いつもジンさんかウォッカの方から送るとか、迎え来るとか言われる事はあるけどね」


哀「……。」


(あの2人かなり過保護なのね……)

そう、灰原は思ったのであった。

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設定タグ:名探偵コナン , ジン , 黒の組織   
作品ジャンル:アニメ
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デグ丸(プロフ) - 雪ノ祓 雪溶さん» コメントありがとうございます^^読んでくださる皆様の為にも更新続けていきます!どうぞお付き合いください(˶' ᵕ ' ˶) (2023年5月6日 12時) (レス) id: b9aa6b6be2 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ祓 雪溶(プロフ) - コメント失礼します。続編(番外編でも)待っていました!これからの更新楽しみにしています! (2023年5月5日 23時) (レス) id: 6c81b19a7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:デグ丸 | 作成日時:2023年5月5日 22時

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