最後の青春時代（S×J）-2nd- (ページ45)

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ずっと怪しい臭いがしていたんだ。

でも「警察に言いますよ？」じゃ意味がない
本当に警察に言うのも違う気がした
なら警察に言う振りをするしかない、と。

でも和くんの言う通り、翔さんに電話すれば馬鹿でかい声で返答されて、嘘がバレるかもしれない。

和くんが1番状況を理解して切らないでいてくれそうだと、それで彼に電話をした。

この時は、自分やるなぁって自画自賛していたんだけど……。

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「ほんっと、だからいつも言ってるだろ？
オレが家まで送るよって」

「いや、だからぁ。
大丈夫だったじゃん、危なくなかったじゃん」

「いやいや、そんなの今だから大丈夫って言えてるけど、その時はどうかわかんないだろ！？
…潤は可愛いんだから…気をつけないと」

「でもあの男のひとはオレの事「カッコイイ」って言ってたよ」

そう言う事じゃない！！と鼻息を荒くさせる翔さん。

横でまぁまぁと宥める和くん。

彼が翔さんに事後報告したら、上記ルールの3つの事を叱られた。

まず、知らない人にはついていくな。

そして、何があるか分からないんだから用心深くなれ。

最後に、オレが彼氏なんだからまずは和也じゃなくオレに報告しろ、と。

でも、やっぱ危なくはないよねぇ。

まぁ…翔さんは逸脱してるから仕方ないか。