12.夏の風が来る ページ41
待ちに待った夏休み。
高校と違って大学の夏休みはスタートがちょっと遅い。
終わるのも遅いから、それも新鮮。
予定はいっぱいある。
・かずくんと夏フェス
・地元に帰る
・地元の友達と伊豆のコテージ
・内定貰って自由な大野さんとドライブ
・サークルの夏合宿
そして、
翔さんが地元に遊びに来る。
1番の楽しみだった、オレの静岡を翔さんにいっぱい紹介してやる！
って意気込んで、期末試験頑張って、徹夜して、
.
.
熱を出した。
「夏風邪だな」
「泣きそう…」
急遽バイトを他の事務の方に代わってもらって
それを知った翔さんが昨日から行っているインターンの帰りに家に寄ってくれた。
スポーツドリンク、ゼリー、冷えピタ
コンビニの袋を提げて現れた彼が、いつも以上に愛おしくて。
泣きそうって言いながら既に泣いてた。
よしよしって頭を撫でてくれる。
「頑張りすぎなんだよ。明日、どうする？」
「…とりあえず寝て、体調戻れば行く」
明日は、かずくんと夏フェスの予定で、一応翔さんがかずくんにオレの状況を電話してくれたそうだ。
もしオレが無理そうならちょうど暇してる相葉くんが行ってくれるという事なので、夏フェスに行きたがっていたかずくんはとりあえず救われた。
オレも行きたかったんだけどなぁ…。
そう呟くとバシッとベッドに横になっているオレを叩いて病人は寝てなさいと怒られた。
.
はぁ、、早く治らないかな。
「今日は泊まってくから、しんどかったらちゃんと言えよ」
「うつるかもしれないよ？」
「どう考えても感染性ない系の風邪だろ、咳してないし」
気怠さからきた熱だったので確かにその心配はないらしい、賢い。
翔さんは、流石にベッドはまずいか
…と、友達が泊まってく用に置いてある布団を取り出し、机を隅の方によけてそこに布団を敷いた。
.
なんか、親みたいだ。
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紫ティッシュ(プロフ) - 名前変換ができないです。きちんとした名前をそちらでつけるか、変換をできるようにするかをした方がいいと思います。 (2018年7月16日 19時) (
レス) id: 88ce7ec253 (このIDを非表示/違反報告)
香音 - あのーすみません。二宮和也…じゃないですか？ (2017年12月24日 19時) (レス) id: 2ce5a775b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：syuka x他1人 | 作成日時：2017年6月20日 20時
