9.縛ってしまう男 ページ33
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「でさぁ、結局翔ちゃんは松潤にバイトやらせないわけ？」
「お前にも言ってるのかよアイツ…」
「そんな束縛する？」
しちゃいけないかと聞こうと思ったがやめた。
オレは割と恋愛に関しては常識から逸脱しているらしい。
それはこの間鼓膜が破れるんじゃないかってほど和也に怒られたから理解はしている。
《あのさぁ、潤くんが云々とかじゃなくてさぁ、束縛って何！？お前は何様だって、ほんとに潤くんが可哀想》
理解はしたが納得はしてない。
逸脱してたって良いじゃねえか、と。
可愛い子には旅をさせよ？
とんでもない、箱に入れて大切に愛でるだろ。
オレの返答がない事も気にせず松潤可哀想と相葉も言う。
…そこまでみんなに言われるとは思っていなかった。
あの後松本は「オレバイト出来ないね…」と納得してくれたんだけどなぁ。
解放しなきゃいけないのかなぁ…。
「あれだったらさ、オレの働いてるとこで一緒に働こうか！？融通きくよ」
「…バイトに融通きいても相葉に融通きかないだろ。前科者だぞおまえ…」
あはwwそうだっけ？と悪びれもせずに笑う相葉。
オレよりお前の方が逸脱してると言いたい。
「あ！！
じゃあ翔ちゃんのとこでバイトしたら良いじゃん！」
「アイツ教えられないだろ」
「事務もあるんでしょ？」
あ、と納得する。
そうか、塾には事務専門もあったんだった。
ま、そうすればオレの近くに置いとけるわけだし良いのかもしれないな。
そう思いながら駅について相葉と電車を降りる。
じゃあと手を挙げた相葉は、乗り継ぎのホームへと消えていった。
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「今日映画楽しかった？」
「割とね。潤も見に来れば良かったのに」
そう、今日は相葉と松本に誘われて映画に行ったのだ。
いや、松本に誘われたのにこいつはレポートがヤバイと家に篭って書いていたらしい。
ドタキャンのお返しとして松本の家でご飯を振舞って貰おうと映画の後電話をすると今日はごめんと快諾してくれた。
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紫ティッシュ(プロフ) - 名前変換ができないです。きちんとした名前をそちらでつけるか、変換をできるようにするかをした方がいいと思います。 (2018年7月16日 19時) (
レス) id: 88ce7ec253 (このIDを非表示/違反報告)
香音 - あのーすみません。二宮和也…じゃないですか？ (2017年12月24日 19時) (レス) id: 2ce5a775b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：syuka x他1人 | 作成日時：2017年6月20日 20時
