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そんな感じでいい方法も思いつかないまま、結局松本の引越しの日になって、オレはなんと大野さんの手法を使ってしまった。
「ごめんわざわざ。忙しかった？」
「全然。むしろ嬉しいです、まさか引越しの日に先生に会えるなんて！」
「ははっ…卒業と、入学、おめでとう。
よく頑張ったな」
大野さんの言う通り、松本は分かりやすく喜んだ。
「先生のおかげです。
オレ、先生がいなかったらきっと勉強なんて諦めてました」
今日、オレは上手くいってもいかなくても、松本に「先生」と言われるのは最後だと思っていた。
「オレはまだ松本君の先生か？」
「え？」
「もう、先生と生徒じゃないよな」
オレの一言に松本は首を傾げた。
「変な事言うけど、嫌だったら帰ってね、止めないから」
「はい？」
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「松本君、好きだ。…付き合ってほしい」
彼は目を丸くして驚く。
その後目をパチパチさせてオレを見てくる。
その瞳に照れて、衝撃すぎて動きもできない？って笑ってしまう。だよなぁ…
帰っていいよ、と引き返させようと思ったその時
「ち、え、違う。
オレも…同じだから、びっくりして」
そう言った松本の言葉を、反芻させる。
素直に嬉しかった、と同時にホッとして、松本の手を掴んだ。
「じゃあ、これで先生と生徒の関係は終わりだね」
「せんせ、」
先生と言われそうになってダメ、と口を塞いだ。
そして、1番呼んでみたかった名前で、1番呼んで欲しかった名前を求めてみる。
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「潤、ほら、名前呼んで」
「…翔、、さん」
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ほら、オレ目線の方がお前の可愛さ軽減されるでしょ？
「なんで軽減させたいの」
「だって誰にも見せたくねぇじゃん」
訳わかんない、と呟く松本。
オレは後ろから抱き締めた。
それでいいんだよ、可愛い松本は、オレのものだから。
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紫ティッシュ(プロフ) - 名前変換ができないです。きちんとした名前をそちらでつけるか、変換をできるようにするかをした方がいいと思います。 (2018年7月16日 19時) (
レス) id: 88ce7ec253 (このIDを非表示/違反報告)
香音 - あのーすみません。二宮和也…じゃないですか？ (2017年12月24日 19時) (レス) id: 2ce5a775b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：syuka x他1人 | 作成日時：2017年6月20日 20時
