-光-２１ ページ21
潤は今日1日動いて分かった事をまとめたスマホを櫻井に差し出した。
櫻井と相葉はそれを見ながらよくやったよくやったと潤を褒める。
潤は単純に嬉しく思ったのだ、やはり人間は好き。
「奥の部屋に箱に入れて保管ねぇ…。
それに、潤の事を悪く言う記事もあれば逆の記事もあると。
まぁこれに関しては納得かな」
「潤くんイケメンだしねぇ。
それで、明日は何すればいいの？」
相葉が櫻井に問いかける。
櫻井はそうだそうだ、と閃いたようにクローゼットの引き出しを開けて、中から何やら取り出した。
それは、何処にでも売ってるような何の変哲も無いトランプだった。
まさか、と潤は思った。
あの店はマジックバーなのだ。
「相葉ちゃん、明日で割と難しいマジック覚えてね」
割と無謀な事を、平然としながらニヤリと笑い櫻井は相葉に投げかける。
相葉はマジかぁと崩れたが、すかさず櫻井が肩を叩いて相葉ちゃんなら出来るよと念を押した。
2人には絶大な信頼関係があるのだろう、と潤は理解した。
きっと、相葉は大丈夫だ、何故なら櫻井が大丈夫で、その友人なのだから。
そう感じ取った彼は、うなだれる相葉を見ながら明日も頑張ろう、と思ったのだ。
だがしかし、オレは何をするべきなのか？と疑問になる。
今日でできることはし尽くした。
「翔くん、あの、、オレは何を…」
「うん、潤は明日材料を準備してほしい」
「ざいりょう？」
櫻井はおもむろに紙を手渡す。
そこには箇条書きに並んだ材料が書かれてあった。
「タキシード、ハット、エナメル靴、ステッキ、ラジカセ」
「おっと、その辺は相葉ちゃんの衣装だね。
重要なのは次のやつ」
.
拳銃
「えっ…」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 290人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：syuka x他1人 | 作成日時：2017年6月20日 20時
